洪水浸水想定区域図（洪水予報河川・水位周知河川）

• 山形県では、洪水予報河川及び水位周知河川（令和3年の水防法改正前の洪水浸水想定区域指定の対象河川）の70河川の洪水浸水想定区域図については、令和元年度までに指定を完了しています。
• 洪水予報河川及び水位周知河川の洪水浸水想定区域図は、洪水浸水想定区域図一覧表の該当箇所をクリックしてご覧ください。
• 用語の意味については、用語の説明を参照してください。

用語の説明

• 洪水浸水想定区域：水防法第14条第2項の規定により、対象とする河川が想定最大規模降雨により氾濫した場合に浸水が想定される区域を指定するもの。なお、水防法施行規則第2条において、「浸水深」や「浸水継続時間」、「計画規模降雨により浸水が想定されるも区域・水深」も明示することとされている。ただし、「浸水継続時間」の明示は、長時間にわたり浸水するおそれのある場合に限り、「計画規模降雨により浸水が想定される区域・水深」の明示は、洪水予報河川・水位周知河川のみが対象となっている。
• 洪水予報河川：流域面積が大きく、洪水により相当な損害を生じるおそれがあるものとして指定した河川。洪水のおそれがあるときは、気象庁長と共同して水位を示して洪水の予報等を行う河川。山形県内に6河川。
• 水位周知河川：洪水予報河川以外の河川で、洪水により相当な損害が生じるおそれがあるものとして指定した河川（流域面積が小さく洪水予報を行う時間的余裕がない河川）。河川の水位があらかじめ定めた氾濫危険水位に達したときは、水位を示した周知等を行う河川。山形県内に64河川。
• 想定最大規模：想定し得る最大規模の降雨によって浸水することが想定される区域及び水深を示したもの。
• 計画規模：河川整備において基本となる降雨によって浸水することが想定される区域及び水深を示したもの。
• 浸水継続時間：氾濫水が到達後、浸水深が50cmに達してからその水深を下回るまでの時間を示したもの。
• 家屋等氾濫想定区域（河岸浸食）：想定し得る最大規模の降雨による洪水時に、堤防が侵食され、その背後にある家屋の流出や倒壊が発生するおそれがある範囲を示したもの。この区域では、屋内での待機（垂直避難）ではなく、避難所等への立ち退き避難（水平避難）の必要性を判断することが求められる。
• 家屋等氾濫想定区域（氾濫流）：想定し得る最大規模の降雨による洪水時の氾濫した水の力により、木造家屋の流出や倒壊が発生するおそれがある範囲を示したもの。この区域では、屋内での待機（垂直避難）ではなく、避難所等への立ち退き避難（水平避難）の必要性を判断することが求められる。
• 参考図：令和3年の水防法改正前において、洪水浸水想定区域の指定対象（洪水予報・水位周知の対象区間）となっていない区間も含まれている図面。過去に公表した旧洪水浸水想定区域図を踏まえて作成している図面。令和3年の水防法改正後は、洪水予報河川・水位周知河川以外の河川の洪水浸水想定区域の指定と併せて、地域ごとに指定する予定。