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更新日:2024年3月11日

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子どものオンラインゲームでの高額課金に注意!

オンラインゲームでのトラブルに関する相談が増えています。今年度、県内の相談機関・窓口で受け付けた相談件数(11月末時点)のうち、未成年者の相談が約6割を占めています。また、未成年者の相談のうち約半数は10歳未満の小さなお子さんです。思わぬトラブルを未然に防ぐために、周囲の大人がしっかりと目を配りましょう。

相談事例

相談事例1

5歳の孫に、自分のスマートフォンを貸して無料のオンラインゲームをさせていたら、いつのまにか有料アイテム等をキャリア決済で何度も購入していて、高額な請求が来た。

相談事例2

小学生の息子に、タブレットでオンラインゲームをさせていたところ、端末の登録履歴に残っていたクレジットカード情報を使って課金していたらしく、クレジットカード会社から50万円もの高額な請求が来た。

解説

未成年者が親権者等の同意を得ないで行った契約の申込みは、原則として取り消すことができます。まずは、ゲームの運営会社に取消しを申し出ることになりますが、事実関係の証明が難しいことや、クレジットカードやスマートフォン等の所有者である大人の管理責任が問われ、必ずしも返金されるとは限りません。

ゲーム機や以前使っていたスマートフォン等もWi-Fi等を通してインターネットにつながれば、オンライン決済が可能です。また、クレジットカードを使用したことのある機器には情報が登録されて残っている場合があったり、一度パスワードを入力するとその後一定時間内はパスワードが有効になり再入力が不要な場合があったりします。利用している機器の機能をよく確認しておくことが必要です。大人が使用している機器を子どもにそのまま使用させてしまうと、思わぬトラブルにつながるおそれがあります。

トラブル回避策

クレジットカードやキャリア決済のパスワード等の管理徹底!

子どもがオンラインゲームで課金し高額請求を受けるケースでは、親のクレジットカード情報を勝手に使用してしまったり、キャリア決済を無断で利用してしまうケースがあります。また、1回限り、少額だからと教えてしまった情報を子どもが覚えていて、親の知らないところで課金を重ねる場合もあります。

クレジットカードやその情報が登録された機器、キャリア決済のパスワード等の管理には十分注意しましょう。

クレジットカードやキャリア決済の利用明細を毎月必ず確認する

利用明細は毎月必ず確認し、万一身に覚えのない請求があった場合には、早急にカード会社や携帯電話会社に連絡しましょう。利用ごとにメールで通知される設定を活用するのも一つの方法です。

周囲の大人は、ゲームの料金体系や課金・決済の仕組み、利用機器の機能を理解する

ゲームの公式サイトや運営会社サイトで、ゲームごとに料金体系や課金・決済の仕組みをよく確認し、大人がよく理解することが大切です。

決済前に年齢確認をしたり、未成年者に対しては課金上限額を設定する等の措置を講じているゲーム会社もあります。年齢を登録する場合は、必ず子どもの実年齢で登録させ、大人の登録IDを利用させないようにしましょう。

また、ゲームに利用する機器がインターネットにつながるか、クレジットカードやパスワードの情報が登録されて残っていないか等、利用する機器の機能もしっかりと確認しておきましょう。

日頃から、親子でゲームの利用ルールをよく話し合う

子どもにオンラインゲームを利用させる場合、その仕組みや内容を子どもと共に確認し、使い方についても十分に親子で話し合い、取り決めを作っておきましょう。

クレジットカードが「お金」であることを理解させ、ゲームにお金がかかる場合があることを伝えることも大事です。

 

お問い合わせ

防災くらし安心部消費生活センター 

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