複合サービス会員の会費督促に注意!
複合サービス会員とは
旅行、飲食店、映画等が安くなる等の特典をうたった会員サービスのことです。
20年ほど前に、当時20代前半の若者をターゲットに、電話等で呼び出して商品購入とともに会員契約の勧誘(いわゆる「アポイントメントセールス」)が行われました。
概要
複合サービス会員について突然未納会費の請求書が届いたという相談は、これまでもコンスタントにみられていましたが、県内における相談事例が最近また増えてきています。
いずれも、30代~40代の相談者が多く、当時20代の若者だった方々が再びターゲットになっている可能性があります。
相談事例
- 20年ほど前に、アポイントメントセールスでビデオセット等の購入とともに複合サービス会員に入会し、その後一年で退会したが、最近になって突然、未納会費の請求書が届いた。(40代男性)
- 20代の頃に、電話で呼び出され複合サービス会員の勧誘を受けて入会したが、解約を申し出たように記憶している。その後、何年も全く連絡も請求も無かったのに、先日急に未納会費があると請求書が届いた。(40代女性)
- 以前入会していた複合サービス会員の未納会費の請求書が何度も届く。数年前に消費生活センターに相談して退会済みであっため無視していたところ、このたび「裁判手続き開始通知書」が届き心配になった。(30代男性)
(このほか、送付されている書類名として「差押予告通知書」「支払督促申し立て通知」などの例があります。)
トラブル回避策
- 既に退会していることを伝え、請求に応じない。
- 消費生活センターから相談者に代わって業者に連絡した事例においては、業者側からは「弊社の登録漏れなので請求を取り下げる」「脱会証明書を送るので保管してほしい」等の対応が多くみられています。
- 今後もこういった請求が繰り返される場合に備え、脱会証明書を証拠として保管しておきましょう。
- この業者に限らず、過去の名簿を使った新たな勧誘や、名簿削除代行を持ちかけての費用請求といったトラブル事例もあります。契約に当たっては一人で判断せず十分に注意しましょう。
啓発チラシ(PDF:317KB)