更新日:2017年9月7日
ここから本文です。
【とき】平成28年10月12日(水曜日)15時45分~16時15分
【ところ】南陽市文化会館(南陽市)
【訪問先】えくぼ女性ネットワーク会議
【出席者】えくぼ女性ネットワーク会議会長小林邦子氏ほか会員団体の皆さん、南陽市教育委員会社会教育課長
知事、置賜総合支庁保健福祉環境部福祉課長ほか
えくぼ女性ネットワーク会議は、南陽市の女性団体で構成される男女共同参画社会の実現にむけた活動を行う団体です。平成24年4月に設立され、現在は、南陽市の12の女性団体で組織されお互い情報交換をしながら理解を深め、女性と男性があらゆる分野で、共に参画し、支え合う社会をつくることを目的に研修会や啓発活動などを行っています。
開館1周年を迎えた南陽市文化会館に「えくぼ女性ネットワーク会議」を訪ねました。
えくぼ女性ネットワーク会議は、南陽市の12の女性団体が情報共有し、お互い理解を深めながら男女共同参画の取組みを進めている団体です。この日は、小林邦子会長をはじめ、12団体から大勢の方が拍手で迎えてくれました。
知事のあいさつ
「南陽市のえくぼ女性ネットワーク会議の皆様にお会いできるのを楽しみにしてまいりました。南陽は、色々なものがそろっているところだと思いました。ちょうど菊まつりのところも通ってきましたが今日のブローチは、菊なんです。菊まつりは日本一だと思って見ております。ぶどう、果物、ワイナリーは4つもありますし、温泉、春は桜、十分一山はハングライダーなども飛んでおります。また、えくぼ女性ネットワーク会議は、12の女性団体がネットワークを作っているとお聞きしています。この取組みは素晴らしいと思います。私は、全国知事会の男女共同参画社会プロジェクトチームの座長をしているのですが、男女共同参画社会プロジェクトチームにおいて、政府に対して女性活躍のための男性も共に活躍できる社会づくりの実現を提案しているところです。皆様方から日ごろの取組みをお聞きして、これからの施策に活かさせていただこうと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。」
小林会長から御挨拶と団体の概要説明をしていただきました。
「全国で3人の女性知事の一人である本県の知事を誇りに思います。平成24年の設立の際に、吉村知事から講演いただこうとお願いしたところ、大泉享子部長を派遣いただき、発足記念講演は成功裡に終えました。それでも南陽市の女性団体から吉村知事にお会いしたいという圧倒的な願いがあって、本日の機会を得ることができました。ありがとうございました。えくぼ女性ネットワーク会議は、平成9年の男女共同参画「南陽市女性フォーラム」から活動していたものをえくぼ女性ネットワーク会議に改組してやってきています。今年度の活動としては、2月に活動パネル展を開催したいと考えています。そのほか、今年度の活動として、7月に市長と語る会を開催しました。また、今月、研修視察を予定しています。はらぺこファームの高橋紀子さんの子育てをしながら農家を事業化している活動を聞きながら、私たちの活動に活かしたいと思っています。今後の取組みとして、南陽市男女共同参画プランの見直しに意見等を申し上げ、協力を行っていきたいと考えています。
【各団体の活動状況発表】
「南陽市連合婦人会」を代表して長岡幸子さんから活動を紹介していただきました。今年度の北海道・東北ブロック地域婦人団体研究大会は、山形県での開催となり天童市市民文化会館で開催され「二年続きの南陽市豪雨災害に」について意見発表を行いました。
各地域においても、それぞれ活動を行っております。
「国際ソロプチミスト南陽」を代表して、丸森千鶴子さんから活動について紹介していただきました。
18人と少ない会員ながら、女性と女児の夢の実現のため、チャリティの収益金で寄付活動などを行っています。
「出羽路会」は、退職女性教職員で構成している団体です。代表して田中壽子さんから活動を紹介していただきました。結成50周年を迎え「野菊50周年記念号」を発行しました。
「南陽きさらぎの会」を代表して鈴木勇子さんから、この会は、今年18年目を迎えた女性の会で、市民憲章の「教養を深め、かおり高い文化の町づくり」に力を合わせていくことを目的に活動しています、と紹介いただきました。
「赤湯温泉通り商店街振興組合婦人部」を代表して、髙橋恵美子さんから活動紹介をしていただきました。設立して17年経つこの会は、会員34名で商店街の清掃活動やお祭りへの協力、ボランティア活動などを行っています。
おそろいのオレンジのTシャツで参加した「南陽市商工会女性部」を代表して、石川幸子さんが活動を紹介してくださいました。
昭和60年に設立され、部員数は、現在73名。地域振興、研修、親睦、広報の4委員会を組織し、明るく豊かな地域づくりのために活動しています。
女性部がプロデュースした「宝箱弁当」は地元の食材をふんだんに使用し、商工まつり等で好評をいただいています。笑顔とおもてなしの心で地域に寄り添った活動をしています。
「赤湯おかめ会」は、赤湯温泉女将の会です。おかめ会を代表して石岡かほるさんから活動状況を説明していただきました。赤湯温泉が観光地として一掃お客様にお越しいただけるよう活動をしています。観光PRを目的におもてなし活動を行っています。
「元気いっぱいの沖郷わいわいクラブ」を代表して板垣玲子さんが、活動状況を説明してくださいました。
親と子の交流、遊び場提供や子育て相談支援などを平均で15組30人位の子ども達が集まって活動しています。クリスマスやお下がり交換会には60名ほど参加しています。
「南陽市更生保護女性会」を代表して高橋美枝子さんが、活動状況を説明してくださいました。更生保護女性会では、会員約150名。更生保護活動として南陽市内の学童保育への協力など子育て支援活動を自分の子どもや孫を相手にしているような気持ちで行っています。
「南陽市消費者連合会」を代表して、島崎久美子さんが活動状況を発表してくださいました。
昭和52年4月に設立して、連合婦人会、食生活改善推進連絡協議会、JAおきたま女性部からなる355名で、消費者教育、啓発として寸劇などを行っており、様々な悪徳商法から市民を守るため日々学び、地域で実践し、啓発活動を行っています。
「南陽市婦人防火クラブ連絡協議会」を代表して板垣致江子さんが活動内容などを発表してくださいました。
南陽市の4つの婦人防火クラブで構成された会員153世帯の組織です。それぞれの防火クラブの代表者が情報交換しながら組織の拡大や火災予防の普及活動などに取り組んでいます。
続いて「南陽川西おやこ劇場」の活動について、板垣致江子さんが発表してくださいました。会員54名のこの会は、昭和54年に「子ども達に良い文化を」と母親達が中心となって結成されたものです。子どものための優れた児童文化の鑑賞を通し、次代を担う子どもに夢と希望、知恵と勇気を与え、子どもの豊かな感受性とたくましい創造性を育むことを目的に活動しています。例会として年4回の鑑賞会を行い、こどもまつりやクリスマス会などの自主活動も行っています。
【感想】
本当にありがとうございました。
パネルや写真で見て、本当に多彩な活動をされていると感じました。
一つの組織だけでも、検証しながら毎年やっているのでしょうが、こうやって皆さんでとネットワークを組んでお互いに情報共有して連携しながら一緒になって活動されていることは、よいモデルだと思いました。南陽市さんの女性という共通のところで、えくぼ、笑顔で女性の皆さんがネットワークを組んでそれぞれ御活躍をしているからこそ、地域で輝いていけるんだなと思いました。この活動を県内にお知らせして、山形の地域創生に活かしていきたいと思っております。
これからも、元気な南陽、子育てしやすい、住みやすい南陽市を創っていっていただきたいと思います。
皆さんと記念撮影。どうもありがとうございました。
お問い合わせ