更新日:2022年11月11日
ここから本文です。
山形県で排出される二酸化炭素などの温室効果ガスのうち、家庭部門からの排出量は2割を超えており、2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、家庭から排出される温室効果ガスの削減が必要不可欠です。そのためには、家庭で使用するエネルギーの3割を占める冷暖房エネルギーを減らす必要があり、住宅そのものを省エネ性能の高い住宅にすることが重要となってきます。
1.環境と家計にやさしい
省エネ性能の高い住宅は冷暖房などのエネルギー使用量を抑えることができることから、エネルギー使用による温室効果ガスの排出を抑えるとともに、光熱費の削減にもつながります。
2.快適で健康な住まいの実現
省エネ性能の高い住宅は、室温の変化が少ないので常に快適に過ごすことができます。また、ぜんそくやアレルギーの原因となる結露によるカビの発生を抑制し、住居内の寒暖差によって発生するヒートショックを防ぐなど、健康的な生活にもつながります。
現在住んでいる住宅の省エネ化を実現するためには、次のような方法があります。
これから新たに住宅を建てる場合には、断熱性能や気密性能に優れた住宅を選択することが重要です。
最も寒い時期の就寝前に暖房を切って翌朝暖房を稼働させない状況でも室温が10℃を下回らない断熱性能と気密性能を有する住宅のことを指します。
山形県では平成30年に独自の高断熱高気密住宅「やまがた健康住宅」の認証制度を創設し、これらの性能を持った住宅を県が審査等を行い、認証しています。
ZEH(ゼッチ)とは「NetZeroEnergyHouse(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語です。
快適な室内環境を保ちながら、住宅の高断熱化と高効率設備によりできる限りの省エネルギーに努め、太陽光発電等の再生可能エネルギーを導入することで、年間で消費する住宅のエネルギー消費量が正味(ネット)で概ねゼロとすることを目指す住宅のことを指します。
山形県では、2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロを達成するための取り組みの一つとして、山形県独自基準の高断熱・高気密住宅「やまがた健康住宅」と併せて太陽光発電設備及び蓄電池設備等を設置し、年間の一次エネルギー使用量の収支をゼロとする住宅を新築する際に補助金を交付しています(最大200.2万円)。
補助要件や手続きについては、下記リンク先をご確認ください。
「省エネ住宅ってどんなもの?」そんな疑問をわかりやすく学ぶセミナーと実際の省エネ住宅を体感する見学会を開催します。
省エネ住宅基礎講座&見学会in山形(PDF:1,200KB)
・環境省COOLCHOICEおうち快適化チャレンジ(外部サイトへリンク)