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更新日:2017年9月7日

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平成27年度知事のほのぼの訪問(第17回)(公立置賜総合病院腎友会)

平成27年度知事のほのぼの訪問(第17回)の概要(平成28年3月30日開催)

開催日時等

【とき】平成28年3月30日(水曜日)11時30分~12時00分

【ところ】公立置賜総合病院(川西町)

【団体名】公立置賜総合病院腎友会(ひまわり会)

【出席者】公立置賜総合病院腎友会土井会長ほか腎友会会員の皆さん9名、知事、健康福祉部地域医療対策課課長補佐ほか

訪問の概要

「公立置賜総合病院腎友会」は、公立置賜総合病院で透析をしている患者の会として、透析患者のコミュニケーションを図るためのレクリエーションや専門の講師を招いての健康管理の勉強会などを開催しています。腎友会に係る課題や今後の活動などについて話し合いました。

知事あいさつ

土井会長からあいさつと活動概要について

(会長)公立置賜総合病院にきて透析をして10年目になりました。透析患者の一番の問題は、病院と家との往復だけであまり外に出ないことです。そのため、なるべく声を掛け合って外に出るようにし、それが健康に繋がるわけです。透析患者が外に出て、健康に過ごせるように勉強会を主にした活動を、病院の先生方から協力いただきながら行っています。勉強会にはこれから透析をしなければならない方や、家にこもりがちな透析患者に声を掛け、なるべく多くの方から参加していただこうと考えています。どうしても透析患者というのは患者どうしの交流がないことから、一緒に参加しながら自分の病気のことを話をすることで安心するということがあるので、患者を外に誘う活動を企画しています。

会長あいさつ

懇談

(知事)せっかくの機会ですので、皆様から一言ずつお願いします。

(会員)平成9年からお世話になっております。個人的には、グランドゴルフをやったりして充実していますが、まだコミュニケーションが図れていない方もいますので、透析の前に運動的なことを月に1回程度、楽しくみんなで集まって活動できればいいなと思います。

(会員)事業をすると自己負担がかかりますが、昨年は、県の腎友会から2万円いただきすごく助かりました。県の腎友会からいろいろ紹介いただき助成を受けることにより、負担が少しでもなくなればいいと思っています。

(会員)個人的なことですが、透析を始めたばかりの時は精神的に不安定になりましたが、この会に入れていただき、皆さんの話を聞いて不安が取り払われたということがありました。この会に入会して本当によかったと思っています。

(会員)平成28年度から小国町立病院で透析が始まることになりました。2年前に知事に要望した立場なので、大変うれしく思っています。ありがとうございます。

懇談の様子

(会員)冬の間、透析の通院が大変でしたが、今度小国町立病院で透析ができるようになり、助かっています。

(会員)私は、透析を始めて2年目ですが疲労感がなくなりました。やってから、趣味の園芸もできるようになりました。

(会員)地元の環境といえば、南陽、米沢での透析、長井市病院は老朽化の問題などがあり、また、長期的課題になりますが透析センターをこの地に設置できないのかなと会員の中で言っているところです。

(会員)この病気になって2年になります。今、県腎友会の理事をしています。この置賜総合病院腎友会ひまわり会は、地域の中でも活発に活動していると思います。ますます、この会の活動を広めながら地域の中で活動を広めていきたいと思っています。そういうことから今日は長井の松下クリニックさん、南陽病院さんからもおいでいただいています。先ほども意見が出ておりますが置賜総合病院にぜひ透析センターをよろしくお願いします。

(知事)「ひまわり会」というのは、公立置賜総合病院腎友会の通称名が「ひまわり会」なのですか。

(会長)そうです。

(知事)はじめて「ひまわり会」という名前を聞きました。いい名前ですね。一通りお話を聞きましたが、参加したら不安が解消されたとか、疲労感がなくなったとか、園芸ができるようになったとか話がありました。人生は、80年90年の時代となっておりますので、治療をお続けになりながら長く日常生活を続けていただきたいと思ったところです。2年目3年目という方がいらっしゃいましたが会長さんは、長いのでしょうか。

(会長)どうしても合併症が出るんです。9月に名古屋から先生がいらしてくださり、心臓のバイパス手術はできないのですが、心臓カテーテル手術を6時間かかってやったのです。冠動脈3本中1本半がつぶれていました。医療は進歩していますね。その後調子がいいので、まだまだ頑張っていきたいと思っています。

(知事)ご自身も大変なのにみなさんのために会長をされ、いろいろ努力をされているのは素晴らしいことだと思いますがやっぱり病気になると外に出たくなくなる人が多いのでしょうか。

(会長)そのために1年を通していろいろやっています。小国町にバーベキューをするのにすごくいいところがあるんです。いっぱい集まってもらって、子どもには岩魚の掴みどりをしたり、環境がすごくいいんです。さくらんぼ狩りをしたり、とにかく外に出てもらうよう努力しています。この活動もなんとか軌道に乗ってきました。

(知事)そうですね。外の空気を吸うと気分転換ということになりますね。グランドゴルフなどをやって、充実しているという話もありましたが、外の空気を吸うと病気を忘れてしまうのではないでしょうか。

(会員)そうですね。自分が病人だというのを忘れます。ある日突然血圧が下がると病人だったんだと思ったりします。

発言する知事

(知事)さきほど、透析する前に運動ができればいいな、という話がありましたが何か体操のようなものがあるのでしょうか。そのことを詳しくお聞かせください。

(会員)頭の先から足の先まで動かせる体操のDVDみたいなのがあって、その映像に合わせて透析前にみんなでころがって身体を動かせばいいなと思っています。

(知事)いいアイディアが出ましたね。このご提案の実現について病院ではどうでしょうか。

(病院)患者さんからいろいろな意見を聴きながらできることは率先して取り組んでいきたいと思っています。

(知事)今日は、一つ意見出ましたね。助成金という話もでましたが、県の腎友会から2万円ということを初めて聞きましたが、どういう内容なのでしょうか。県の腎友会と言う組織があるのですか。

発言する事務局スタッフ

(県腎友会)県の腎友会事務局をしております。県の24の施設の病院の腎友会を取りまとめているのが県の腎友会です。会員一人ひとりの会費で県の腎友会も活動をしているので、県としても会員を増やすことが目的の講演会を置賜の3つの施設合同で開催するということで助成を出しました。

(知事)そうですか。あと、先ほど2人ぐらいから「透析センター」というお話がありましたが。「透析センター」は、県内には、あるいは山形市内にはあるのでしょうか。

(会員)県内に「透析センター」というのはないです。置賜地区の透析施設の絶対数が足りないということで核となる置賜総合病院に「透析センター」という形で大きくしてほしいということです。

(会員)今、置賜地域で患者が約450人おります。腎臓内科の先生がいるのはこの置賜総合病院だけなので、いろんな合併症とか病気をした方が置賜総合病院にくると設備が手狭ということがあるので核となる「透析センター」を置賜総合病院に設置できればということです。

(知事)今日は提案が二つでたようですがこれからきちんと話をしながらということですが、まずは、声をあげることでしょうね。「透析センター」については、私は、今はじめてお聞きしたところです。あと、小国町の方は冬場通ってくるのが大変だったと聞きましたが。今度できるようになるわけで。

(会員)年に1回2回は必ず事故で道路が止まってしまう。2時間3時間待たせられて通えなくなっていましたが、今回、小国町立病院で透析ができると決まって、安心しました。

懇談の様子2

(知事)県でもできる限りのことをしたいと考えております。
何と言いましても、皆さんから色んなお声をあげていただくことだと思います。すぐ実現するかどうかは、もちろんわかりませんけれども、こういうことをしてほしいとか、病院の環境にこういう課題があるとかですね、対話を重ねることで県から国から町から市からいろんなところから助成と言う話にも繋がると思いますので希望を持って話し合いをされて、声をあげていただければと思います。治療で大変だと思いますがこれから受ける方にお声掛けしていただいて不安を払拭していただき、また、いろんな活動をなさっていただきたいと思います。今日はありがとうございました。

記念撮影

公立置賜総合病院腎友会の皆さんと一緒に

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