ホーム > 県政情報 > 知事室 > 知事のほのぼの訪問 > 平成27年度の概要 > 平成27年度知事のほのぼの訪問(第15回)(フェイスブックみんなで集えば文殊の知恵)

更新日:2017年9月7日

ここから本文です。

平成27年度知事のほのぼの訪問(第15回)(フェイスブックみんなで集えば文殊の知恵)

平成27年度知事のほのぼの訪問(第15回)の概要(平成28年2月17日開催)

開催日時等

【とき】平成28年2月17日(水曜日)10時00分~10時30分

【ところ】三川寿し「福仙」(三川町)

【団体名】Facebookビジネス活用実践塾 みんなで集えば文殊の知恵

【出席者】Facebookビジネス活用実践塾 みんなで集えば文殊の知恵阿蘓淳一代表とメンバーの皆さん20名、知事、庄内総合支庁産業経済企画課長ほか

訪問の概要

「Facebookビジネス活用実践塾 みんなで集えば文殊の知恵」では、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)のひとつである“フェイスブック”をビジネスに活用し、活用術を学ぶ勉強会を開催しながら地域で連携し、地元の活性化を図る活動をしています。これまでの取組みや、メンバーそれぞれからビジネスに活かせた点などをお聞きしました。

訪問の様子

【代表あいさつ】

「Facebookビジネス活用実践塾 みんなで集えば文殊の知恵」は、庄内一円から、業種、年齢もばらばらな、フェイスブックをやっていなければ出会うこともなかった方々です。
私たちは、フェイスブックを仮想空間のツールとして活用するということだけでなく、人と人をリアルにつなぎ、関係性を深めることによってお互いのビジネスや地域を盛り上げていく、という全国でも類を見ない先進的な庄内型のSNS活用というものを実践しています。生まれ育った地域を元気にするために、補助金に頼ったり人任せにしたりしなくても、小さくても我々のように一人ひとりが行動することでできるのではないかと思っています。
地域で連携して助け合い、何よりも楽しみながら、これからもこの素晴らしい庄内を盛り上げていこうと思って活動しています。

第15回文殊の会知事あいさつ

【団体概要について】

(会員)「Facebookビジネス活用実践塾 みんなで集えば文殊の知恵」(文殊の会)は、平成24年8月に、フェイスブックで繋がる人を中心に、商売とフェイスブックをつなげたいという方達の勉強会として立ち上がりました。特別な講師も呼ばず、時にみんなが講師、時に生徒で、悩みを相談したり教えあったりする勉強会を月に1度のペースで開催し、今まで40回を重ね、のべ参加者は1300人を超えています。フェイスブックで他者の投稿に“いいね”やコメントができる機能を利用して、自らの商売だけでなく他の方もピックアップして広げる“他薦・互助”の考えのもとに活動しています。
また、フェイスブックを利用しつつも、時には実際に顔を合わせてコミュニケーションし、地域の人と連携する庄内型SNS活用術で、地域の活性化を目指していきたいという考えで活動しています。

第15回文殊の知恵概要

<取組み紹介1 コラボイベント>

会員は様々な職を生業としております。多岐にわたる分野のプロフェッショナル達が集い、企画・集客・運営を行っている「コラボイベント」は、御来場いただいたお客様に楽しんでいただくことはもちろん、出展者たち自らも目いっぱい楽しむことをモットーに、イベントの会場も、今日のように会員のお店を利用したり、地域の神社や旅館を利用したり、新しい御縁と流れを生みだして地域を盛り上げています。

<取組み紹介2 大文殊>

また、ソーシャルネットワークサービスを活用して、地域ビジネスの発展と地域の活性化の実現、これを目的に、年1回「大文殊」という「オープンセミナー」を開催しています。
おもに庄内地域で活動する経営者が参加しており、実践の事例発表や、講師をお招きするなどみんなで勉強しています。4回目の今年は、2月25日にみんなで勉強会を行う予定です。

<取組み紹介3 文殊まつり>

宣伝にお金をあまりかけず、SNSで、みんなのビジネスページや個人ページを駆使して情報発信をします。様々なメンバーの「タイムライン」に、イベントのその日の様子がものすごい数で載ることがよくあります。
今後は、地域の活性化と、メンバー全員が色んな方と出会うことで色んな化学変化をこれからも創造し、今後も取り組んでいきたいと考えています。

【懇談】

(知事)本当に色々な職種の方がお集まりになっていて、私も、化学変化がたくさん起きるのではないかなと思いました。
この「文殊の知恵」に参加されて、皆さんどんなふうに変わりましたか。成長したというか、いいことあったというか。集まると元気が出るし、色んな知恵を出し合って、活動の幅も広くなって、いいこと尽くめではないかと思いますが。どんないい事があったか、一言ずつでもお聞きできればと思います。

第15回文殊の知恵全体の様子 第15回文殊のメンバーから報告
懇談の様子

(会員)私は、70歳から仲間に入れていただきました。私の子どもの年代の中に入れていただいて、まず、世界が広がりました。仕事にも、反映しました。地域だけでなく、県外まで、全然知らない方との御縁ができて感謝しております。

(知事)お仕事にも反映されたんですか。どんなふうに?

(会員)うちはお弁当、お惣菜作りをしていて、“庄内弁”という駅の弁当を出しました。皆さんの後押しをいただいて実現できたと思います。

第15回文殊の知恵メンバーの発言

(会員)主人と主人の両親が農業をしていて、私は他県から嫁に来たので、まず知り合いがこちらにいませんでした。このSNSで繋がったことで知り合いができたということと、フェイスブックを学んだことで、(農業用)ハウスで大きくなったベビーリーフなど出荷できなくなったものがどうしてもあるのですが、イベントを立ち上げまして、「皆さん500円で摘み放題です、大きな袋を持って来てください。」としましたところ、処分・廃棄するしかなかった野菜を皆さんで摘んでいただいて、大変喜んでもらいました。SNSのみの集客でしたが、20人ぐらい集まりまして、今後も続けていけたらなと思っています。

(知事)消費者と生産者が顔を合わせて、WIN-WIN(ウィン・ウィン)の関係ですね。場面が浮かびます、良かったですね。

(会員)理容業をやっています。フェイスブックを始めることによってメンバーと一緒にコラボイベントというのをやりまして、女性向けのお顔そりイベントに合わせて、ネイルケアやエステのケアや、床屋が終わった後にマッサージを受けられたり、そういう床屋の範囲を超えた、新しい事業ができたのも、フェイスブックで“お友達”になったのがきっかけかなと思います。男性のお客さんだけじゃなく、女性のお客さんも来てくれるお店になったのが大きいと感じています。

(知事)そうですか、連携なさったわけですね。

第15回文殊の知恵チットモッシェ

(会員)私も、「文殊の知恵」で知り合った方がたくさんいて、その中には作家さん、モノづくりの方もいて、もともと地元のものをお店で展示販売しているので、御紹介いただいたり御提供いただいたものを販売したりしています。イベントでも、同じように店とメンバーが色々とコラボしてやっています。
あと、個人的にですが…たまたまメンバーだった方と“結婚”いたしました。(拍手)

(知事)婚活?すごいね!副産物ですね(笑)

(会員)式を挙げていなかったのですが、メンバーで手作りの式を挙げていただいて、個人的に色々とありがたく思っています。

(知事)最良の仲間ですね。文殊の神様のお導きですね。
嬉しいですね。“Happy”があって、みんなが幸せになりますね。本人もそうだし、周りの皆さんも幸せになれたのではないかな。

第15回文殊のメンバーから

(会員)酒田で設計事務所をしています。この会に入って1年しか経っていませんが、メンバー何人かとコラボイベントをさせてもらいました。今、住宅中心に設計活動をしていて、自分を知ってもらわないとオファーは来ないので、そこで、色んな人脈を通じて僕を知ってもらって、依頼が来るということがあります。
ネットワークを増やしてちょっとでも自分のビジネスに繋がればとは思っていますが、プライベートでもみんなと仲良くさせてもらっていて楽しいです。

(代表)フェイスブックと言ってもやっていることは泥臭いことばかりで、顔を合わせて何かやることしかやっていません。それが一番大事で、何十倍にも膨れ上がってくるという効果がでてきている感じですね。

(知事)そうですね。専門の広告を使わないで、みんなの力を合わせて、アピールしているという感じですね。先進的な取組み方だなぁと思います。色んな職種の方が集まるというのが、大事ですね。あと、地域エリアが限定されないで結構広いエリアですね。鶴岡、酒田も、三川も、庄内町も?遊佐も?もう、庄内一円にいるわけですね。

(代表)大きい勉強会になると、もっと遠くからも来ます。県外からも、関東・東京からも福島からも来ます。最初の勉強会も130人が集まって、真冬なのに冷房かけないと熱気で暑くていられないというくらい盛り上がりました。

第15回文殊の知恵サイン

(知事)みなさんの盛り上がりがいいですね。“地域創生”って、そこに住んでいる方の力を合わせてそれぞれ地域で活動してくださることが一番の大事なポイントだと思っています。“やまがた創生”のために一番大事なことでないかなと再認識しました。
限られたエリアではなく、色んな職種の人が集まりって連携して、県外からも集まって、地域のモデルを見せていただいたと思います。
これからもフェイスブックをツールにして、どんどん輪を広げて深めていただいて、地域を元気にしていただきたいと思います。こういった事例を紹介して県内にどんどん普及していって欲しいですね。それが庄内、そして山形県の元気に繋がって、東北、日本の元気に繋がっていきます。
そして、しっかりと“地域創生・地方創生・やまがた創生”に繋げていければと思います。

記念撮影
「みんなで集えば文殊の知恵」の皆さんと

お問い合わせ

総務部広報広聴推進課 

住所:〒990-8570 山形市松波二丁目8番1号

電話番号:023-630-2089

ファックス番号:023-634-4532

関連リンク

  • 山形ものがたり