更新日:2017年9月7日
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【とき】平成30年8月2日(木曜日)14時35分~15時20分
【ところ】新宅今井家「宿のやかた」(朝日町)
【訪問先】星の会
【出席者】星の会 会長 成原千枝さんほか会員の皆さん
知事、朝日町長、村山総合支庁長ほか
「星の会」は、女性会員10名。平成27年に10年ほど空き家になっていた「新宅今井家」を「宿のやかた」と名づけ、この古民家で、昔話を中心に古民家ライブや作品展など様々なイベントを企画し、古民家とその広い庭の魅力とともにおもてなしの心と癒しの空間を提供しています。
朝日町宮宿にある「新宅今井家 宿のやかた」に民話でのまちづくりに取り組む「星の会」を訪ねました。
始めに知事から、「皆さんの活躍は、地域が、朝日町が、山形県元気になる県民総活躍のモデルとなる活動です。お話をお聞きするのが楽しみです。」とあいさつがありました。
「星の会」会長の成原千枝さんから、「私たちは、130年の歴史を感じるこの古民家が大好きで、1,000坪ある自然豊かなたたずまいが、とても気に入り使わせていただいています。ぜひ他の方にも紹介していただきたいと、活動を始めました。」とあいさつをいただきました。
団体の概要と活動内容について、事務局の西澤さんから紹介していただきました。
以前は、学校で昔話をしていましたが、古民家「新宅今井家」と出会い、「宿(しゅく)のやかた」と名づけたのがきっかけとなり「星の会」を結成したそうです。この名前は、この家の屋号(今井家の分家)が「丸五に星」なので、その星の字からとったものです。
会員それぞれが特技を活かし、昔話、抹茶の提供、民芸品の製作・販売などをしています。
ちりめん細工の会、古民家ライブなどの企画も増え、参加者も大勢集まるとのことです。
星の会では、これからも古民家、庭、朝日町の魅力を発信し交流人口を増やし、おもてなしの心と癒しの空間を提供していくそうです。
続いて昔話の披露。「へったれ嫁」を聞かせていただきました。
「むかしむかしあったけど・・・」
お嫁さんが大きなへ(おなら)をするときや話の落ちのところでは、どっと笑いがおこります。
昔話の後は、お抹茶と会員の手づくりの甘梅、ゆべし、きゅうり、きゃらぶきやここの庭で採れた梅を使った梅ゼリーをいただきながら懇談しました。朝日町の「ほおずき窯」が製作したという茶碗は、「星の会」にちなんで星の柄です。
こちらは、この家の御当主と縁戚関係にあり、この家の庭を管理している佐藤さん。
誰も住まなくなり、もったいないと思っていたところ、「星の会」に活用していただいて喜んでいるとのこと。草取りは大変ですが、植木の手入れはほとんどいらないそうです。
暑い日でしたが、家のなかは風通しが良く快適です。また、風にそよぐ庭の紅葉が一層涼しさを感じさせてくれます。この「宿のやかた」は、四季折々の風情があります。
秋の紅葉の写真を拝見すると、知事から、ライトアップをしてワインの夕べをしたらどうですかと提案があり、会員から前向きな発言が続きました。また、手づくりのゆべしをここでイベントのときに売ってはどうですかという提案には会員から具体的な質問が出され、それに助言するなど充実した意見交換となりました。皆さんの企画力、行動力、実行力は素晴らしいと町長も感心。
そんなパワフルな皆さんに、結婚を希望する若者への口添えなど、ぜひ協力していただきたいと知事から話がありました。
(知事からひとこと)
素敵な昔話や手づくりのものを紹介いただいてありがとうございました。皆さんの活動が山形県の元気のもとですのでこれからも頑張ってください。
(星の会古民家ライブ情報)
9月3日(月曜日)午後1時30分から「山響ヴィオラ二重奏」
詳しくは、Facebook「民話でまちおこし 星の会」ページをご覧ください。
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