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更新日:2020年9月28日

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令和2年度当初にあたっての職員に対する知事あいさつ

令和2年4月1日(水曜日)

職員の皆さん、おはようございます。
本日から令和2年度のスタートです。
今年度は、「第4次山形県総合発展計画」のスタートの年となります。
しかしながら、新型コロナウイルスという大きな荒波を受けての、波乱のスタートとなりました。この荒波にのまれることなく、気を引き締めて、しっかりと業務に当たっていただきたいと思います。

現在、全世界で新型コロナウイルスが猛威を振るい、我が国でも東京や大阪など都市部を中心に、連日新しい感染者が発生しています。
そういう状況ですから、本県でもいつ発生してもおかしくないと考え、いざ発生した時を想定して体制を固めてまいりました。
そして、とうとう昨日3月31日、本県での1例目の感染者が米沢市で発生されたところです。47ある都道府県のうち、44番目の遅い発生となりましたが、本県にとってこれからが正念場になると思います。

県民の皆さんの命と安全を守るために、感染拡大の防止を徹底しなければなりません。新型コロナウイルスという、目に見えない敵との闘いであり、大変手強い相手です。
県民に対する相談体制、検査体制、医療体制を強化し、一致団結して取り組んでまいりましょう。
さて、県では、これからの県づくりの指針となる「第4次山形県総合発展計画」を策定し、令和2年度、まさに今日からそのスタートです。
基本目標は、「人と自然がいきいきと調和し、真の豊かさと幸せを実感できる山形」であります。
これを実現するため、「人材」、「イノベーション」、「国内外の活力」の3つを推進力として、5本の政策の柱を掲げております。
まず、柱の一本目は、「次代を担い地域を支える人材の育成・確保」であります。
二本目が「競争力のある力強い農林水産業の振興・活性化」であります。
三本目が「高い付加価値を創出する産業経済の振興・活性化」であります。
四本目が「県民が安全・安心を実感し、総活躍できる社会づくり」であります。
そして五本目が「未来に向けた発展基盤となる県土の整備・活用」であります。
地域産業の活性化や県民生活の質の向上など、本県の今後の発展の重要な基盤となるICT等の積極的な利活用も推進してまいります。
また、本県も国際社会の一員として地球環境問題への主体的な参画を進めるとともに、本県の豊かな自然環境や地域に受け継がれる文化資産を保全・活用し、次世代に継承してまいります。SDGsの視点も持って取り組んでいくということです。

私は、知事就任以来一貫して、「心の通う温かい県政」を基本姿勢に、県民の皆さんや現場の皆さん、そして市町村との対話を重視しながら、県政運営に取り組んでまいりました。

今後も「県民視点」、「対話重視」、「現場主義」を貫きながら、しっかり業務に当たっていただきたいと思います。
最後にもう一度申し上げます。私たちは現在、全国・全世界に拡大し続ける新型コロナウイルスという、実に手強い相手と戦っている状況にあります。県内企業の皆さん、事業主の皆さんは既に深刻な打撃を受けており、県民の皆さんは大きな不安感に包まれております。

このような時だからこそ、私たちの力を最大限に発揮しなければなりません。これからが正念場です。
この未曾有の戦いに勝つためには、みんなの叡智を結集し、一致団結して取り組むことが不可欠です。
そのためにも、健康にはくれぐれも留意し、「県民のための県政」、「県民のための県庁」であることを、改めて心に深く刻んで、共に頑張ってまいりましょう。
よろしくお願いいたします。

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