更新日:2024年10月29日
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歴史の道土木遺産萬世大路保存会は、平成3年から33年の長きにわたり、米沢市万世地区の全戸が会員となり、地域ぐるみで地区の記念樹である「万歳(ばんざい)の松」や、明治14年に完成した米沢市と福島市を結ぶ「萬世大路」を、地区の宝として後世に継承していく活動を実施しています。
具体的には、萬世大路の散策路(4.1キロ)等における草刈り・倒木処理等の環境保全活動や、散策会や校外学習会等を通して、地区の小学生や市民・旅行者等に、その歴史的価値を伝えるとともに、豊かな自然を肌で感じ、多様な自然環境を次世代につないでいくことの大切さを学ぶ機会を提供しています。その他にも、散策路一帯に植生する樹木や山野草を解説したマップ等の作成や、樹木草木100か所以上への名札の取付けに加えて、標高の表示板も設置するなど自然観察の充実にも力を入れています。
今後は、地区の歴史・宝を継承するべく継続して保全活動を実施しながら地域の子供たちの学習を深めるとともに、道の駅米沢を情報発信源とするなどして国の史跡に認定されるよう手続きを進めていきたい。
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