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更新日:2023年5月24日
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5月から7月頃、河川敷や道路脇などでコスモスに似た黄色い花を目にしたことはありませんか?
特定外来生物「オオキンケイギク」の場合、持ち帰ることはできません。
オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5月から7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。強靱でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていました。しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止されました。違反した場合は、罰則が科せられる場合があります。詳細は次のHPをご参照ください。
環境省自然環境局日本の外来種対策罰則について(外部サイトへリンク)
オオキンケイギク(出典:環境省ホームページ(外部サイトへリンク))
花はコスモスに似た形状で直径5cmから7cm程の頭状花(茎の先端に1つの花を付ける)
花びら(舌状花)の色は黄橙色で、花の中央部(管状花)も同じ色をしている。
花びらの先端には不規則に4から5つのぎざぎざがある。
コスモスとは開花時期が異なっている。(コスモスは秋)
細長いへら状をしており、一番幅がある部分の幅は1cm程度。
葉の両面には荒い毛が生えており、葉の周囲はなめらか(鋸歯がない)。
花が似ている植物の多くは、葉が針のように細かったり、複雑な切れ込みをしていたりするため、見分けが付きやすい。
見分け方は、環境省九州地方環境事務所ホームページ(http://kyushu.env.go.jp/wildlife/mat/m_2_3.html)(外部サイトへリンク)にわかりやすく掲載されています。
駆除方法はつぎのとおりです。
1.根から引き抜く。(地面に根が残っていると再生するおそれがあります。)
2.指定の可燃ごみ袋に入れる。その場からなるべく移動させず2、3日天日にさらして枯死させる。(生きたまま運搬することが規制されるためです。)
3.可燃ごみとして出す。
詳しくは、環境省九州地方環境事務所ホームページに掲載されている『九州地方環境事務所作成のオオキンケイギクのチラシ』を御覧ください。
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