更新日:2025年3月11日
ここから本文です。
山形新幹線米沢トンネル(仮称)PRロゴマーク
【コンセプト】
米沢トンネル(仮称)が、山形と県外とを結ぶ新時代の懸け橋になることを虹で表現しています。
山形新幹線は、平成4年に東京〜山形間で開業し、平成11年の新庄延伸を経て、令和4年7月には開業30周年を迎えました。この間、県民生活やビジネス、観光などに欠かすことができない本県と首都圏を結ぶ重要な公共交通機関として、本県の発展に大きく貢献してきました。
一方、運行の安定性の確保が大きな課題となっています。山形新幹線は、福島から新庄までの区間は在来線に乗り入れて走行するため、雨、雪などの自然条件や動物との衝突などによる運休や遅延が多く発生しており、このうち山岳区間を走る福島〜米沢間に起因するものが約4割を占めています。
こうした課題を大きく改善するため、JR東日本では、「山形新幹線米沢トンネル(仮称)」の整備を計画しており、県も協力して推進しています。この計画は、福島〜米沢間に約23kmのトンネルを整備するというもので、実現すれば、この区間の自然条件などの影響が大幅に軽減され、運休・遅延の少ない安定的な運行が可能になるとともに、10分強の時間短縮効果も見込まれています。
【米沢トンネル(仮称)整備イメージ】
【米沢トンネル(仮称)計画範囲図※】
電子地形図1/20万(国土地理院)に追記
米沢トンネル(仮称)の整備を早期に実現するため、令和4年度に県とJR東日本との間で「山形新幹線米沢トンネル(仮称)整備計画の推進に関する覚書」を締結し、山形新幹線米沢トンネル(仮称)整備計画に係る調査として、具体的なルートを検討するための共同の地質調査を行ってきました。
さらに、令和6年度からは、将来の整備費用の負担に備えて「山形県山形新幹線新トンネル整備基金」を創設し、積み立てていくこととしました。
県とJRは、「山形新幹線米沢トンネル(仮称)整備計画の推進に関する覚書」に基づき、共同で地質調査を実施しており、調査の結果、現在想定しているルートから大幅な計画変更の必要性はないことが確認できました。
また、調査に基づき、JR東日本が事業費と工期の再算出を行ったところ、物価高騰や働き方改革の影響により、事業費は平成29年度に算出した約1,500億円から800億円増額となる約2,300億円、工期は平成29年度に算出した着工から約15年から4年延び、着工から約19年となるとの報告がありました。
JR東日本から、調査の結果が報告されたことを踏まえ、県において、トンネル整備に伴う効果の試算等を行いました。
県としましては、トンネル整備が本県にもたらす効果は非常に大きいことが見込まれるため、一日も早い事業化が必要と考えており、引き続き全力で取り組んでまいります。
山形新幹線米沢トンネル(仮称)整備計画に係る調査の結果等について(PDF:502KB)
山形新幹線米沢トンネル(仮称)整備に伴う効果について(PDF:232KB)
山形新幹線米沢トンネル(仮称)整備に伴う効果に関する調査(PDF:587KB)
県では、皆様からの寄付を募集しております。皆様からいただいた寄付は、米沢トンネル(仮称)の早期実現のために大切に活用させていただきます。
「山形県の未来を拓く希望のトンネル」山形新幹線米沢トンネル(仮称)の早期実現に向けて、皆様からの温かいご支援を心よりお待ちしております。
詳細は、以下のページをご覧ください。
・一般の方(使途明示型ふるさと納税)はこちら
・企業版ふるさと納税はこちら
お問い合わせ