更新日:2022年10月7日

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知事と若者の地域創生ミーティング

令和3年度知事と若者の地域創生ミーティング

知事写真

「知事と若者の地域創生ミーティング」は、人口減少が進行し、地域で暮らす若者も減少している中、若者の豊かな発想や行動力を地域づくりに生かしていくため、知事が市町村に赴き、市町村単位で、若者が力を発揮できる環境づくりや地域課題、定住促進、地域の元気創出策などについて、若者と車座になって対話を行い、明日の地域創生を考えることを目的に実施します。

第1回開催 知事と若者の地域創生ミーティングin尾花沢市

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 (撮影時のみマスクを外しております。)

令和3年度第1回のミーティングを、尾花沢市で開催しました。吉村知事と菅根市長が6名の若者と意見交換を行いました。
【とき】令和3年7月15日(木曜日)午後4時~午後5時30分
【ところ】Goose Cafe(グースカフェ) 【サンビレッジ徳良湖オートキャンプ場管理棟内】
 

【主な意見等】

  1. 尾花沢にUターンして、首都圏の企業と契約しリモートワークという形で仕事をしている。首都圏等でリモートワークを推奨している会社とのマッチアップが進めば、Uターンしやすくなる。また、県内企業でも完全リモートワークが進めば、仕事と子育ての両立もしやすくなるのではないか。
  2. 廃校になった小学校のグラウンドを利用して、子供たちと一緒に遊ぶ場所を作る活動をしてみたい。地域にはいろいろな技術を持っている方がいるので、ボランティアを募って、学校が休みのときに地域の方から教わり、体験しながら活動できたら楽しいと思う。
  3. 尾花沢の農業や産業に興味を持つ方から期間限定で体験してもらうために、廃校を利用したシェアハウスを作ってはどうか。市外から来た方々の集まる場所があれば交流が進み、長くがんばる力になるし、住みよくなれば定住の可能性も生まれると思う。
  4. 大学院に入学し学習する中で課題として見えてきたのは、地域の活性化。今いる子供たちが成人になった時に、尾花沢市に定着することが地域活性化だと思う。そのために、尾花沢市に住んでいる人になぜ尾花沢市に住んでいるのかリサーチしたいと思っている。導き出したキーワードを子どもたちの教育に活用することで、地域への愛着が生まれてくるのではないか。
  5. 若者の流出を防ぐには、進学や就職で尾花沢を離れた人が戻って来たいと思えるような魅力を発信していくことが必要であり、そのためには、まず発信者が尾花沢の魅力について理解を深める必要があると考えている。そこで、「尾花沢四大まつり」の魅力をまとめたガイドブックを作成し、祭りの知名度を上げ参加を促していきたい。また、住んでいる私たちも祭りを通して元気になり明るい気持ちを広げていきたい。
  6. 「尾花沢花笠まつり」の踊り子の人たちのモチベーションを高めるためには、団体毎の賞決めのために競い合うなど、踊ることに対する目的意識を持たせることが必要ではないか。参加する人、見る人たちが本当に楽しめるようなシステムを作っていかなければならない。
  7. 子育てするなら尾花沢が最高だと思っている。地域と学校が連携した活動を行い、その活動が子育てにすごくいい環境を生み出し、素直な子供たちが育っている。みんなで知恵を出し合って、住み続けられるまちづくりをしていきたい。
  8. 徳良湖で地元有志とマルシェを開催している。地域の高齢者から漬物の漬け方や雪囲いのやり方など、たくさんのアドバイスをいただく。このような知恵や手仕事を伝えていきたい。

第2回開催 知事と若者の地域創生ミーティングin大江町

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 (撮影時のみマスクを外しております。)

令和3年度第2回のミーティングを、大江町で開催しました。吉村知事と松田町長が8名の若者と意見交換を行いました。
【とき】令和3年10月14日(木曜日)午後4時~午後5時30分
【ところ】大江町中央公民館 ぷくらす

【主な意見等】

  1. PTAの役員をしている。子どもの減少で休校となった施設を活用し、1~2週間、子どもたちが違った環境で授業を受けるようなことができないか。勉強だけでなく、その地域を探検したり、地域の人と交流したりすることで、新しい発見ができ、その魅力を伝えていける大人になれるのでは。
  2. 大学で学びながら、地元でキッズダンスや教育関係のボランティアのほか、町内のビッグバンドで音楽活動を行っている。様々な世代の人との交流が広がることで、自分の役割や居場所ができ、それが地元愛につながると感じている。様々な世代の人が交流し、つながりを作る架け橋になっていきたい。
  3. 中学校の学習生活支援員をしているが、せっかく町内に高校があるのに、地元の中学生は、左沢高校でどんなことが学べるのかをほとんど知らない。学校見学などを通じて中学生にもっとPRし、中高の連携を深めるべきではないか。町や企業も全面的にバックアップして、町内企業への就職等に結びついたらいいと思う。
  4. 高校卒業後は大学に進学し、関東の企業への就職を考えている。子育て等で地元に戻ることを考えたとき、町内に働きやすく自由度の高い企業が増えればいいと思う。
  5. 高校でTikTokというアプリで町をPRする活動を行った。大江町には温泉をはじめたくさんの魅力があるが、実際に来た人でないとわからない。InstagramやYouTubeは、大江町を知っている人しか検索しない。TikTokであれば、海外も含め多くの人に知ってもらえるのではないか。
  6. 町のInstagramで町内の風景写真コンクールなどもやっているが、中高生の応募者が少ない。学校の先生からも紹介してもらい、多くの学生から参加してもらえれば、もっと楽しいものになるのではないか。
  7. 中山間地で農業をやっている。新規就農者等が耕作放棄地などの農地をもっと容易に取得ができるようになればいいと思う。
  8. 農業の研修生として学んでいる。米の生産者の減少により、農業が大規模化していくことで、昔ながらの美しい稲の杭掛けの風景などは貴重なものになっている。見せる農業として観光客が呼べるような取組みを行ってみてはどうか。
  9. 県の真ん中にある町という地理的メリットを生かして、県の交通の拠点となるように、道の駅等の施設を充実させてほしい。
  10. いきいきと働く女性が増えてきたと感じる。そうした中、出産後の職場復帰時期も早くなり、0~2歳児保育も増えているようだ。子育て世代の負担軽減のため、県内に病児・病後児施設が増えていけばいいと思う。
  11. 朝日連峰古寺案内センターが整備され、多くの登山客等が利用しているが、土砂崩れによる道路の通行止めで大江町側からのアクセスができないため、町内の温泉等、観光利用につながらない状況となっている。早く工事が完了し道路が開通すればいいと思う。
  12. 柳川温泉にあるロードバイク用のラックが、もっといろいろな所にあれば、町内を訪れる人が増えるのではないか。

第3回開催 知事と若者の地域創生ミーティングin庄内町

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 (撮影時のみマスクを外しております。)

令和3年度第3回のミーティングを、庄内町で開催しました。吉村知事と富樫町長が8名の若者と意見交換を行いました。
【と き】令和3年10月26日(火曜日)午後4時~午後5時30分
【ところ】庄内町文化創造館 響ホール

【主な意見等】

  1. 幼稚園児、小学生、高齢者を対象とした運動教室など、スポーツに関わる活動を行っている。働き盛りの世代から運動習慣を身に着けていくことは時間的に厳しいと思うので、小さいうちから運動に対して親しみを持ち、習慣づけしていくことが、その後の人生に深く関わっていくことになると思う。また、小さいうちは取り組む競技種目を一つに絞らず、いろいろな種目を経験させることで、物の見方や頭の中の発想も膨らんでいく。様々なスポーツに触れる機会や環境の整備が必要ではないか。
  2. 楽しくにぎやかなまちを目指し、商工会の活動で婚活事業を行っている。また、町から楽しい話題を出していくため、農協青年部と連携してニュースになるような物の開発を計画中である。
  3. 農業に従事し、町の様々な団体の仕事にも携わってきた。その中で、様々な会議に出席してもいつも同じ顔ぶれで、話題が広がらないということも多々ある。若手農業者の方には、いろいろな集まりに参加してもらいたいと考えており、今後も声掛けを続けていきたい。
  4. 地域おこし協力隊をきっかけに庄内町に移住した。地域の方とすごく打ち解けられ、世代を超えた交流ができている。今は、ドライブコースとして選んでもらい、車から降りお金を使うような場所があればいいなと思い、週に一度飲食店をやっている。ほかにも地域での新たな事業も計画しているので、多くの方から来ていただき、景色等を楽しんでもらいたいと思っている。
  5. 就農して4年目です。地域の方とも地域の行事を通して交流してきたことで、農地の管理を任せてもらえるようになり、耕作面積も増えてきている。地域の高齢化が進んでいるが、若手農業者として勉強しながら頑張っていきたい。
  6. 町に住んでいる人たちのつながりが今よりも深まって、若者も増え、たくさんの人が行き交う町になればよいと思う。自分が通っている高校では、地域との関わりを大切にし、小学生にパソコンを教えたり、地域の方から農作業を教わったりという活動を行っている。また、歴史や文化に触れたり、おいしものを食べたり、自然を感じたりを体験して、その人にとっての癒しや楽しい場所になれる魅力ある町だと思うので、そのような情報を発信していくことで、更に活気ある町になっていくと思う。
  7. 東北への旅行と言ったら「山形県」、その中でも「庄内地方」、「庄内町」と全国の人から思ってもらえる町になったらいいと考えている。庄内町は、月山と鳥海山の両方をきれいに見渡せる。そのような景色や歴史的な観光スポットなどを大事にし、全国にアピールできたらいい。
  8. 東京から移住し、観光PRの仕事をしている。庄内を観光する上で、鶴岡市、酒田市を拠点とすると全体が回りづらいということがあるので、庄内の中心にある庄内町が庄内観光の拠点として認知されるようになったらいいと思う。関東圏の人からみると、情報が少なく、庄内、山形県全体が旅行先として選択肢に入りづらいということがある。美しい景色、おいしい食べ物など既にある良いものを伝えていくことで、知ってもらえて来てもらえるようにしたい。そのために現在は、オンラインイベントの開催やYouTuberから庄内町の魅力を動画で発信してもらったりしている。これからも引き続き魅力的な町だと伝えていきたい。
  9. 町の温泉施設で月1回ママとベビーを対象にしたイベントを行っている。出産、子育てをしていく中で、頼れる人が周りにいなかったり、頼れる人がいても自分と状況が違ったりすると話もできず、悩んでいる人が多い。移住してきた方等が、出産、子育てしやすい環境、取組みが増えてきたらいいと思う。

第4回開催 知事と若者の地域創生ミーティングin川西町

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 (撮影時のみマスクを外しております。)

令和3年度第4回のミーティングを、川西町で開催しました。吉村知事と原田町長が8名の若者と意見交換を行いました。
【と き】令和3年11月8日(月曜日)午後4時~午後5時30分
【ところ】川西町役場

【主な意見等】

  1. 農業をしながら、YouTubeを活用し、全国の方々と情報交換を行い、農業のレベルアップにつなげられるよう取り組んでいる。YouTubeを通して出会った方には、農業を始めたいのに環境がなくてできないという方もいる。農業を始める段階への補助を厚くしてもらえれば、担い手も増えるのではないか。
  2. 地元の農業高校で、川西町の特産品を使った製品開発に取り組んでいる。町内外の人に、町の良さを知ってもらい、活気にあふれ、たくさんの人の笑顔に満ちた町になってもらいたい。
  3. コロナ禍で若者が友達と遊べるような地元のイベントが少なくなり、地域での活気が減ってきていると感じる。地元の農業高校で、花の植栽やごみ拾いなどに参加して、地域をきれいにすることでみんなが元気になってくれたらいいと思っている。また、小学生に田植え体験等の機会を提供しているが、高校生が小中学生の活動を支えたりする機会を継続し増やしていきたい。
  4. Uターンして夫婦でリモートワークをしているが、町の雇用が少なく、そのため若者が定着しないのではと思う。将来的には、デザイン関係などで町の課題に取り組んだりするような事業を興し、働き口も増やせたらいいと思い、日々勉強したり活動したりしている。
  5. 中学校で郷土芸能クラブに入り小松豊年獅子踊りを継承しようと活動している。地域の伝統を受け継ぐことは大切で、やっているということだけでなく、それを見ることも、見た感想をいろんな人に話をすることも、「受け継ぐ」素晴らしい機会だと思う。
  6. 子どもを自然豊かな地域で育てたいと思いUターンしてきた。地元に恩返ししたいと、空いた時間を見つけて駅の草刈りなどしているが、地域をきれいにしたいという人はほかにもいると思う。例えばSNSなどで草刈りの募集などをあげ、見た人が空いた時間に草刈りをして発信するような仕組みをつくってもらえたら、お金をかけずにいろんなことができるのではないか。
  7. Uターンして看護師をしている。全国で同じ仕事ができると思うが、患者さんの生まれ育った土地を知らないと、患者さんを理解するのに時間がかかってしまう。これからも人が温かく自然豊かな山形で働き続けたい。
  8. 町の地域おこし協力隊として郷土料理や食文化の伝承をテーマに活動している。昔ながらの自然に沿った暮らし方に、お金をかけずに豊かに暮らせるヒントがたくさんある。それを発信し広げていきたい。

前年度までの開催結果はこちらからご覧ください。

 

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