更新日:2022年3月29日

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家庭の教育エッセイ
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就学前のお子様をお持ちの方へ

  • 共感と励まし
  • 阿部彰氏:山形県家庭教育アドバイザー

小さな子どもは、なぜか急に甘え出してベタベタしたり、ちょっとしたことですぐ泣くことがあります。子どものそんな姿に出会った時、親はどうすれば良いのでしょう。

実は、子どもはそういう姿を通して、あるがままの自分を受けとめて欲しいと訴えているのです。

人は誰でも大小の失敗をします。あるいは、何だか良く分からないモヤモヤした気持ちになることがあります。子どもたちもまったく同じで、その気持ちの全てを受け入れてれもらいたいのです。

子どもは心から共感してくれる人には心を開きます。そして、癒され、気持ちを切り換え、元気になって行きます。そのような経験は、やがて子どもの心に深く染み込み、成長のためのエネルギーとなって行くのです。

でも、そういう子どもには、もう一つ大事なことがあります。それは、痛みや悲しみに堪えて頑張ろうとする気持ちへのサポートです。

人は、いつまでも泣いている訳にはいきません。痛くて泣いた後は、元気に立ち上がって欲しいと親は願います。

そんな時は、立ち直って頑張る気持ちを励まし後押しする。そして、できたことに共感する。こうしたことを、省略せずに丁寧に手助けすることが大事なのです。

そうやって親から守られ育った子どもは、自分自身を価値ある存在だと感じることができます。それが自己肯定感につながり、物ごとに興味関心を持ったり、何か成し遂げたいという目標が生まれたり、その実現のためにチャレンジして粘り強く頑張る力が育ちます。

温かく見守られ支えられた子どもたちは、たとえ挫折したとしても自分の力で立ち上がり、新たなことにチャレンジし、自分で自分の未来を切り開いていくことでしょう。

子どもは悲しい時や嬉しい時も、困った時や頑張ろうとする時も、大人に共感を求めて来ます。その時は、子ども達の笑顔のためにも、ちゃんと彼らの気持ちを受けとめて、その思いが実現するまでしっかり支えられる大人でありたいと思っています。

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阿部彰氏:山形県家庭教育アドバイザー

♡趣味♡「旅行、映画鑑賞、食べ歩き」

 

〇子育て・家庭教育についてお話ししたい方は、023-630-2876へお電話ください。相談員がお待ちしております。

小学1年生から3年生のお子様をお持ちの方へ

  • 転んでもだいじょうぶ
  • 鈴木理枝子氏:山形県家庭教育アドバイザー

子育てについて話し合う場面で、こんな話をされたお母さんがいました。「長いスカートとサンダルで自転車にのって」「危ないから・・・けがをするよ・・・と、いくら言っても聞かなくて。少しだけなら痛い思いをすることも必要かなと思って見ていたら、やっぱり転んでしまって」「それから少しは自分で考えるようになったんです」と。それを聞いてわたしは、心の中で「いいねえ!お母さん、よく見守ったね」とつぶやきました。

今、なかなか失敗をさせにくい社会になっているような気がします。失敗させるより「転ばぬ先の杖」を与える方が簡単でやりやすいからです。しかし、言うまでもなく失敗から学ぶことはたくさんあります。特に小さなつまずきを乗り越えた経験は、生きる知恵となり、将来にわたって前向きに進もうとする力になっていきます。失敗経験がほとんどなく成長してしまうと、初めてつまずいた時のダメージは何倍も大きくなり、そこから立ち上がるのはなかなか大変です。

だからこそ、小学校の低学年のうちに小さな失敗やつまずいてしまいそうな場面を避けることなく、「うまくいかないことがあっても大丈夫、解決できるんだ」という実感を持たせること、つまり、転んで起き上がる経験をたくさんさせたいものです。

そのため、親や周りの大人は、子どもの話をよく聞いたり解決方法を一緒に考えたりするなど、ていねいに寄り添うことが大事です。その積み重ねが、自分で判断をする力や自尊感情を育むことにもつながっていきます。幸い、低学年の子どもは学校のことや友達のことなど何でも話をしてくれる時期です。忙しい毎日ですが、困ったことやうまくいかないことを話してきたら「ふんふん、そうか。そうなんだ」とゆったりと聴き、解決方法を一緒に考えていけたらいいですね。

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鈴木理枝子氏:山形県家庭教育アドバイザー

♡趣味♡「小物づくり」

パッチワークやキルト、刺し子などお気に入りの布で身の回りのものを作ることが大好きです。どんなものができるか想像しながら針を動かしていると、心が整ってくるような気がします。今は、知り合いの幼稚園児のために布絵本を作っています。

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小学4年生から6年生のお子様をお持ちの方へ

今後掲載していきます。

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中学生・高校生以上ののお子様をお持ちの方へ

  • 思春期からの卒業
  • 後藤敬子氏:山形県家庭教育アドバイザー

「行ってらっしゃい。何かあったらすぐ連絡して」と母が言う。「うん…」

「身体、気ぃつけて…」と父。「うん…」

売店にいた妹は兄に駆け寄り「じゃぁねー」と手を振った。「うん…」

両親にペコリと頭を下げ、妹に手を振るとくるりと背を向けた。18年間一緒に過ごしてきた息子は搭乗口に吸い込まれるように、一瞬で消えた。

「僕がママを守る」「ママが長生きする薬を作るんだ」「お花のお土産だよ」

幼い息子の優しさに何度も心を打たれ、明るい笑顔にいつも心が救われた。可愛くて愛しくて「いい子ねー」と声をかけながら、たくさんの思い出をもらった。

中学2年生の変声期を迎えた頃から無口になった息子。何かあったのかと問えば「別に」と自室にこもってしまう。ケラケラ笑うことも優しさが伝わる言葉も減った。父が問いかけようものなら、もっと攻撃的で荒々しい態度をとる。「なんだ?あいつ」あんなに仲が良かった父はけげんそうに息子の後ろ姿を見つめる。部屋からは友達との会話や音楽が聞こえる。「私たちが何かした?」息子の心が見えなくて寂しくて泣いた日もあった。それでも、息子の弁当を作り「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」と「おやすみなさい」と洗濯物を渡す日々が繰り返された。

高校2年の夏休み明け、「やりたいことがあるから…」と切り出された。叶いそうにない夢を父も母も反対した。変えようと説得した。ここで離れたら一生、一緒には暮らせない予感がして引き止めた。しかし、息子の意志は強く、少しも揺るがなかった。書類とお金を渡し「やれるだけやってみろ」の言葉を添えた。息子は「ありがとう。いつか必ず返すから…」と涙いっぱいの目で笑って見せた。

その姿を見てすべてが許せた。

うたた寝をしている妹に毛布を掛け、父親が病気の時は毎日病室に通った。

この7年間は、親が子離れする時につらくならないように、心の準備期間をくれた。

それが私たちの大切な息子のやさしさ。信じる。あの子なら大丈夫!

親子一緒に思春期からの卒業。gotou

 

 

 

 

後藤敬子氏:山形県家庭教育アドバイザー

♡趣味など♡

趣味はたくさんありますが、この子との散歩です。自然に触れ、花に触れ、キレイな空を眺めます。

 

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お問い合わせ

教育庁生涯教育・学習振興課 

住所:〒990-8570 山形市松波二丁目8番1号

電話番号:023-630-3343

ファックス番号:023-630-2874