一般国道113号小国道路（山形側）の工事着手に係る知事コメント

本日、国土交通省から、新潟山形南部連絡道路の一部を構成する、「一般国道113号 小国道路（山形側）の工事着手」についての発表がありました。

小国道路は、冬期の交通規制や不定期に頻発する雪崩・落雪予防作業による交通機能の低下、通行止め発生時の広域迂回を解消するとともに、県を跨いだ広域的な連携・交流の推進を支援する極めて重要な路線であります。

昨年8月の大雨の際には、「小国町～飯豊町」間と新潟県側で通行止めとなり、小国町が一時孤立状態となったことを踏まえ、今年2月に、国道113号の機能強化や小国道路の整備推進に関して、私が直接、国土交通省に対し、要望を行ったところであります。

そのほか、県では、事業用地の先行取得や事業費の一部を負担するなど協力を行ってきているとともに、整備効果が最大限に発現するよう、アクセス道路の整備を進めてまいりました。

今回の工事着手により、当該区間の開通に向けて大きく前進したことは、大変喜ばしいことであり、これまで御尽力いただいた全ての皆様に感謝を申し上げます。小国道路の開通は、新潟・山形両県はもとより、東北と北陸の産業・経済の活性化、広域観光及び地域間交流の拡大等による連携強化に大きく寄与するものであり、現国道113号とのダブルネットワーク構築による国土強靱化を進めるためにも、早期の供用開始を大いに期待しているところです。

今後とも、新潟山形南部連絡道路をはじめとする本県の高規格道路ネットワークの早期形成に向けて、関係機関や県民の皆様とともにしっかりと取り組んでまいります。
 

令和5年10月12日