更新日:2024年9月11日
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各広域水道の水処理状況については、こちら(広域水道の状況)をご覧ください。
米沢市をはじめ東南置賜地域の2市2町に水道用水を供給するため、昭和54年3月に事業認可を受け、同年4月に事業に着手し、同58年4月に給水を開始しました。
その後、需要の増加に対応すべく、拡張事業に着手し、平成19年10月から60,600立方メートル/日での給水を開始しました。
取水源 |
水窪ダム、綱木川ダム |
計画給水区域 |
米沢市、南陽市、高畠町、川西町(2市2町) |
計画給水人口 |
173,300人 |
計画1日最大給水量 |
60,600立方メートル/日 |
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水窪ダム系26,600立方メートル/日 |
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綱木川ダム系34,000立方メートル/日 |
給水開始年月日 |
創設事業:水窪ダム系昭和58年4月 |
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拡張事業:綱木川ダム系平成19年10月 |
昭和49年度に完成した農業用水と兼用の農林水産省水窪ダムから埋設管で浄水施設に導水し、濁質の沈澱ろ過、殺菌を行って、総延長約44km、最大口径800mmの送水管で2市2町の配水池まで送水しています。
水窪ダムは夏季等に一時的にプランクトンの増殖で臭気が発生することがあり、その臭いを取り除く設備(高度浄水処理設備)を設置しています。
取水源 |
水窪ダム(米沢平野土地改良区管理) |
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堤高62m堤長205m有効貯水量31,000,000立方メートル |
導水路 |
自然流下式総延長約8.5km |
浄水施設 |
混和池1池フロック形成池2池 |
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高度浄水処理設備(粉末活性炭注入装置) 沈澱池2池急速ろ過池8池 |
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浄水池2池濃縮槽1池 |
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天日乾燥床6池 |
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調整池1池 |
送水施設 |
送水管φ300-800mm総延長約44km |
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水管橋6箇所 |
平成19年度に完成した山形県営綱木川ダムから埋設管で浄水施設に導水し、濁質の沈澱ろ過、殺菌を行ったあと、創設事業で建設した送水管で2市2町の配水池まで送水しています。拡張事業で送水量が2倍以上になったことから、管内損失の増加に対応してポンプ場を新設しています。
また、導水路の余剰水圧を利用し小水力発電を行っており、発生した電力は浄水施設のほとんどの電力を賄ったほか、余った電力は固定価格買取制度の適用をうけて売電し、維持管理費用の低減に寄与しています。
取水源 |
綱木川ダム(置賜総合支庁建設部河川砂防課管理) |
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堤高74m堤長367.5m有効貯水量8,300,000立方メートル |
導水路 |
自然流下式総延長約9.4km |
浄水施設 |
混和池1池フロック形成池2池 |
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沈澱池2池急速ろ過池10池 |
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浄水池(水窪ダム系と共有) |
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濃縮槽1池天日乾燥床9池 |
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調整池(水窪ダム系と共有) |
送水施設 |
送水管と水管橋は水窪ダム系と共用 ポンプ場新設 |
小水力発電設備 |
最大出力196kW |
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笹野浄水場では水源となるダムが東西2箇所に分散しており、そのため双方で同時に高濁度が発生して水処理が困難になるリスクは低く、一方で高濁度が発生しても残りの系での給水が可能です。
また、ダム管理者や受水市町との災害合同訓練、災害時点検業者を含めた地震災害訓練、水質異常発生時の対応と情報伝達訓練も定期的に行い、災害に備えております。
(画像をクリックすると拡大した水道水ができるまでの画像(PDF:497KB)を見ることができます。)
新型コロナウイルス感染防止のため、笹野浄水場の見学等の受け入れを中止しておりましたが、令和5年3月13日から再開しております。
ついては、笹野浄水場の見学等をご希望される場合は、置賜電気水道事務所までご相談ください。
なお、小学校の教室から笹野浄水場を見学できるリモート施設見学会も利用可能ですので、ご希望される場合は、置賜電気水道事務所までご相談ください。(Zoomによるインターネット環境が必要です)
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