更新日:2024年1月17日
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土地改良法に基づき実施する農業農村整備事業では、ほ場整備などの工事に際し「環境との調和に配慮すること」が法律で規定されています。
そのため、事業を行う前に環境配慮計画を策定して生態系への影響を回避・低減する対策を検討することとしており、その検討に必要な現状の動植物の生息状況を把握する「生きもの調査」を実施しています。
今回は酒田市の山谷地区で、改修を予定しているため池の生きもの調査を行いました。
絶滅危惧種のジュズカケやスナヤツメ、準絶滅危惧種のツチガエルなどが確認された一方、外来種のウシガエルの生息も確認されました。
今回の調査では在来種の生息が確認されましたが、閉塞された自然環境のため池では、一度持ち込まれた外来種によって在来種の生息環境が失われることが懸念されます。
今後、調査結果をもとに、地域のみなさんと環境配慮計画を検討していきます。
【取材:庄内PJA すがの】
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