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更新日:2024年12月13日
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山形県は県土全域が豪雪地帯であり、特に積雪の多い山間部においては雪崩が大きな脅威となっています。
雪崩災害から身を守るためには、山形県がこれまで進めてきた雪崩防止柵などの雪崩災害防止施設の整備のほか、県民一人ひとりが雪崩について理解と関心を深め、日頃から雪崩に注意することが重要です。
このため山形県では、毎年12月1日から12月7日までを「雪崩防災週間」として、雪崩による災害防止についての幅広い広報活動を実施しています。
【「雪崩防災週間」にあわせた主な取り組み】
(1)雪崩災害防止に関する普及啓発ポスターの掲示
(2)雪崩災害防止に関するパネル展示
(3)雪崩危険箇所の点検パトロール(冬期間)
(4)県ホームページでの情報発信
(5)雪崩セミナーの開催
積雪のピークを迎える1月から3月にかけて、気温の上昇等により雪崩の危険性も高まります。
雪崩の前兆現象を見つけた場合、斜面等には決して近づかないでください。
前兆現象を発見した方は、直ちにお住まいの市町村や最寄りの県総合支庁までご連絡ください。
さらに詳しい情報は下記関連資料・リンクをご覧ください。
雪崩(なだれ)とは、「いったん斜面上に積もった雪が、重力の作用により、肉眼で識別し得るほどの速さで滑り落ちる現象」です。
表層雪崩はすべり面が積雪内部にあるため滑りやすく、時速100キロメートルから200キロメートルと、新幹線並みの速さで滑り落ちます。
このため、より遠くまで流れ下り、雪崩の被害が広範囲に及ぶ場合があります。
前兆現象の発見が難しく、予知が難しいという特徴があります。
全層雪崩はすべり面が地面であり、時速40キロメートルから80キロメートルの速さで滑り落ちます。
斜面の傾斜が35度から45度で樹木がなく、地肌が露出している場所で発生しやすいと言われています。
笹や草に覆われた斜面はさらに滑りやすく、全層雪崩の危険性が高まります。
気温が低く、既に積もった雪の上に、新たに多量の雪が積もったとき起こりやすくなります。
降雪や降雨の後、天気が良く気温が上昇したとき起こりやすくなります。
斜面勾配30度以上:雪崩が発生しやすくなります。
斜面勾配35度から45度:雪崩発生事例が多く、最も危険です。
一度雪崩が発生した箇所では、その後の積雪により再度発生する危険性が高いので注意しましょう。
雪庇は、風により稜線付近に運ばれた雪片が風下に徐々に付着し、ひさし状に成長したものです。
この部分が崩落すると雪崩を誘発するおそれがあります。
斜面の雪にクラック(雪割れ)が生じている場合、積雪が移動し始めていることを示しています。
クラックが大きくなると、全層雪崩が起きるおそれがあります。
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