学園運営の理念と方針
1 学園運営の基本理念
- 学園は、児童の一人ひとりを、かけがえのない存在として大切にします。
- 学園は、児童をひとりの人間としての個性、主体性、可能性を尊びます。
- 学園は、児童に対するいかなる差別、虐待、人権侵害も許さず、人としての権利を擁護します。
- 学園は、児童が年齢や障がいの状態などにかかわりなく、社会を構成する一員としての市民生活を送ることができるように支援します。
- 学園は、自らの専門的役割と使命を自覚し、絶えず研鑽を重ね、児童の一人ひとりが豊かな生活を実感し、充実した生活を送ることができるように支援します。
- 学園は、地域に開かれた福祉施設として、地域とともに歩みます。
2 学園運営の基本方針
(1)児童一人ひとりに対する個別支援サービスの充実に努めます。
- 児童一人ひとりに対して支援ニーズを的確に把握し、保護者の意向も踏まえて、個別支援計画を作成します。支援は個別支援計画に基づいて行われ、常に検証・評価を行い、児童に対して適切な支援が行われるように取組みます。
- 個別支援計画は、児童自身が主体的に必要な事柄に意欲を持って取組み、持っている能力を最大限に発展させながら自分らしく生きて行けるように、児童のライフサイクルを見とおし、現在のライフステージを大切にする観点で作成します。
- 児童の支援にあたっては、家庭と連携し、協力を得て行うとともに、保護者に対して児童の情報を適切に提供します。また、個別支援計画は、保護者に説明し、同意を得るようにします。
- 児童相談所及び関係市町並びに酒田特別支援学校などの関係機関と連携し、児童の自立支援の促進に努めます。
(2)楽しく潤いのある学園生活を提供します。
- 学園の行事を充実し、自然や四季の豊かさを楽しみ、楽しく潤いのある生活の場を提供します。
- 園外活動を充実して、社会的適応力の育成と社会参加を促進します。
(3)児童の安全確保と健康管理に努めます。
- 園内外での事故防止に取組み、常に児童の安全確保に努めます。
- 嘱託医及び医療機関と連携し、児童の健康管理に努めます。
- 定期的に避難訓練を実施するとともに、地域の防災機関や自治会の協力を得て防災体制の強化に努めます。
(4)地域社会との交流及び施設機能の地域開放を促進します。
- ツーデーマーチ、地区運動会などの地域行事へ参加し、また地域からの学園行事への参加を求め、障がいに対する地域社会の理解を深めるとともに、地域社会と児童の交流を促進します。
- ボランティアなどは積極的に受け入れ、児童とのふれあい交流を図ります。
- 地域の他の社会福祉施設との連携と交流を図ります。
- 知的障がい児に関する専門研修を地域へ公開するなどにより、施設機能を地域に開放します。
(5)障害者総合支援法及び児童福祉法の改正にともなう新たな障がい児サービスのシステムに適切に対応します。
- 入所児童に関して、契約事務などを適切に行うとともに、より一層の利用者本位のサービスの提供に努めます。
- 居宅の知的障がい児に対するサービスとして、「短期入所事業」「日中一時支援事業」に積極的に取り組みます。
(6)職員の資質の向上に努めます。
- 児童の障がいに対して、適切に支援するため、研修の充実を図るなど職員の資質の向上に努めます。
- 障害者総合支援法及び児童福祉法によるサービスの提供など障がい児を取り巻く新たな課題に対し積極的に取組むため、積極的に情報の収集に努めるとともに、職場内研修を充実します。
3 支援方針
児童の個性、能力に応じた、療育指導・社会参加指導を集団、個別に次のことを支援目標として実施する。
(1)療育指導
日常生活において、明るく楽しい生活が送れるよう基本的生活習慣の形成や情緒の安定を図り、心身の調和発達を目指して支援する。
(2)個別支援
個人の特性、適性、能力等に応じた個別支援を強化し、身辺自立及び社会的適応力を伸ばす支援を行う。
(3)社会参加支援
将来の生活に役立つよう、能力に応じた意欲や社会性の向上を図るために社会見学等を通して支援する。
(4)言語指導
児童の発達段階や状態に応じた、より良い係わり方を探りながら、聞く力、理解力、表現力を養い、コミュニケーション能力を高め、より豊かな日常生活になるよう支援する。
鳥海学園の紹介に戻る
メインメニューに戻る