更新日:2024年12月17日

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山形県ブナ・ナラ豊凶調査について

山形県のブナの森林面積は約15万haで、県の森林面積の約22%を占めており、天然のブナ林は日本一の面積を誇っております。

その森林は、野生生物にとって大切な生息の場であり、ブナの実は野生生物の食料源として大きな役割を果たしています。また、ブナの実は数年に一度程度の周期で、広い範囲で一斉に実を結ぶ性質をもっていますが、詳しい仕組みなど不明な点が多くあります。県では、やまがた緑環境税を活用して、森林の生態系の変化や野生動物の生息に影響を与えると考えられるブナの豊凶調査(豊凶予測・豊凶結果)を行っています。調査は、トラップ(面積約1平方メートルの円形ネット)を調査地に設置して行っています。

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古くから薪や炭などに使用され、人々に親しまれてきたナラ類の中で、コナラはより身近な里山に、寒冷な気候を好むミズナラはより標高の高い広葉樹林に分布しています。ミズナラやコナラなどの広葉樹で構成されている雑木林は、ブナと同様に野生生物にとって大切な生息の場であり、その実のドングリは野生生物の食料源として大きな役割を果たしています。県では、ブナと同様にミズナラとコナラの豊凶調査(豊凶結果)を行っています。

令和6年度ブナ豊凶予測について

ブナの豊凶予測は、春先にブナの雄花が落下する性質を利用して、雄花の数から雌花の数を推定し、推定した雌花の数により実りの豊凶について判定しています。なお、この豊凶予測は、平成27年度まで行った山形大学農学部との共同研究の研究結果(山形県方式)を基に作成しております。

令和6年度のブナの実の豊凶予測は、13か所の調査地うち、2か所で豊作、7か所で並作、4か所で凶作と予測されます。

詳細は、下記のファイルを御覧ください。

令和6年度ブナ豊凶結果について

ブナの豊凶は、11月頃まで落下した健全種子の数から判定しています。判定の基準は豊凶予測と同様の研究結果を基に作成しております。

令和6年度のブナの豊凶は、全調査地(15か所)のうち、豊作2か所、並作9か所、凶作4か所の結果でした。

詳細は、下記のファイルを御覧ください。

過去の豊凶結果について

平成15年度から令和6年度まで行われた調査の豊凶結果については、下記のファイルを御覧ください。

令和6年度ナラ類豊凶結果について

過去のナラ類豊凶結果について

 

 

 

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