更新日:2024年2月13日
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平成23年、京都府内で発生した交通事故で4歳の男の子が亡くなりました。
生前、男の子は幼稚園で育てていたひまわりの種を自宅に持ち帰っていました。御両親は男の子が生きていた証として、そのひまわりを大切に育てていました。
平成25年春、この交通事故を担当していた京都府警の警察官が自宅を訪問した時、御両親から「子供が生きていた証を残したい。このひまわりがあちこちで咲けば、この子もいろんな所に行けると思う。もう交通事故は嫌です。」と、そのひまわりの種を託されたのです。
こうした御両親の思いと交通事故根絶の強い願いが「ひまわりの種」となって引き継がれ、平成27年夏以降、京都府内の警察署を皮切りに、全国各地で大輪の花を咲かせています。
ひまわりの植栽を通じ、亡くなられた男の子に思いを馳せながら、命の大切さと交通安全啓発を、山形の地で広めてまいります。