更新日:2023年9月29日
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たばこの煙には有害物質がたくさん含まれています。
また、受動喫煙で多く吸いこむことになる副流煙(たばこの先から出る煙)には、主流煙(喫煙者が直接吸いこむ煙)と比べても多くの有害物質が含まれています。
また、大気汚染の原因として話題のPM2.5。たばこの煙の中にも多量のPM2.5が含まれています。
日本では、屋外のPM2.5の1日の平均濃度が70を超えると、健康被害が起こる危険性が高いとして屋外での活動を控えるよう注意喚起を行うことになっていますが、車の中で喫煙すると1,000を超える濃度になります。
窓を開けても十分に換気はできません。車の中、特に子どもを乗せた車の中ではたばこを吸わないようにしましょう。
受動喫煙は人体に様々な影響を及ぼします。夫が喫煙する場合、妻が喫煙しなくても肺がんの死亡率が上昇するという研究結果もあります。
受動喫煙は子どもの健康にも様々な影響を及ぼします。乳幼児突然死症候群のリスクを高めるほか、気管支喘息や中耳炎、アトピー性皮膚炎などの危険性も高めます。また、からだや知能の発達に影響を与えるという研究もあります。
下の写真は親が喫煙者の5歳児の口の中の様子です。受動喫煙の影響で、歯肉が黒くなってしまっています。
喫煙者は周囲の人に配慮し、屋外であっても特に妊婦や子どものいるところでの喫煙はやめましょう。
店頭の表示等を参考に、受動喫煙防止対策を実施しているお店を積極的に利用しましょう。
※山形県では、飲食店などの民間施設に対する受動喫煙防止対策の表示を進めています。
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