更新日:2024年7月23日
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朝日制御所
鶴岡電気水道事務所に朝日制御所を設けて、県北部に散在する8ヶ所の水力発電所と県営酒田風力発電所を集中監視しています。同事務所は、倉沢発電所、寿岡発電所、蘇岡発電所、温海川発電所の保守管理を行っています。
〒997-0413 山形県鶴岡市行沢字上野166
tel.0235(58)1230 fax.0235(58)1228
倉沢発電所は、荒沢ダムを貯水池とするダム水路式発電所で、昭和31年に運転を開始しました。水車発電機2台で、最大22立方メートル/sの水を使用し、最大落差74mで、14,000kWの発電を行っています。
倉沢発電所では、機器の更新により水車発電機の効率が良くなったことから、平成23年度に試験を行い安全を確認して、13,600kWから14,000kWへと最大出力を400kW増加しました。
寿岡発電所は、倉沢発電所の上流約10kmにある水路式発電所で、昭和37年に運転を開始しました。水車発電機1台で、13立方メートル/sの水を使用し、落差59mで、最大6,400kWの発電を行っています。
寿岡発電所には取水設備が2ヶ所あります。
東大鳥川取水口
東大鳥川取水口からは8.0立方メートル/sの取水を行います。
西大鳥川取水口
西大鳥川取水口からは5.0立方メートル/sの取水を行います。
蘇岡発電所は、寿岡発電所の上流約5km地点にある水路式発電所で、昭和40年に運転を開始しました。水車発電機1台で、最大4.5立方メートル/sの水を使用し、落差179mで、7,000kWの発電を行っています。
蘇岡発電所では、機器の更新により水車発電機の効率が良くなったことから、平成24年度に試験を行い安全を確認して6,700kWから7,000kWへと最大出力を300kW増加しました。
泡滝取水堰堤
蘇岡発電所の取水設備で、発電所の約5.3km上流にあります。川の水を堰き止めて取水しています。
温海川発電所は、温海川ダムを貯水池とするダム式発電所で、昭和61年に運転を開始しました。水車発電機1台で、最大3.7立方メートル/sの水を使用し、落差35mで、1,000kWの発電を行っています。
最上電気水道事務所は大沢川発電所、肘折発電所、鶴子発電所、神室発電所の保守管理を行っています。
〒999-5405 山形県最上郡金山町大字上台字荒屋山1241-3
tel.0233(52)3809 fax.0233(52)2392
大沢川発電所は、高坂ダムを貯水池としたダム式発電所で、昭和42年に運転を開始しました。水車発電機1台で、最大12立方メートル/sの水を使用し、落差50mで、5,000kWの発電を行っています。
肘折発電所は、発電所の上流約2kmの地点にある石抱(砂防)ダムから取水する水路式発電所で、昭和45年に運転を開始しました。水車発電機1台で、最大6立方メートル/sの水を使用し、落差65mで、3,400kWの発電を行っています。
肘折発電所では、機器の更新により水車発電機の効率が良くなったことから、令和元年度に試験を行い安全を確認して、3,300kWから3,400kWへと最大出力を100kW増加しました。
石抱(砂防)ダム
肘折発電所の取水設備で、約2km上流にあります。
国土交通省の砂防ダムを利用して、取水しています。
鶴子発電所は、農林水産省の新鶴子ダムを貯水池とし、灌漑用水を利用したダム式発電所で、平成5年に運転を開始しました。水車発電機1台で、最大5立方メートル/sの水を使用し、落差89mで、3,700kWの発電を行っています。
神室発電所は神室ダムにおける利水・河川維持のための放流を利用したダム式発電所で、平成29年に運転を開始しました。水車発電機1台で、最大使用水量1.4立方メートル/sの水を使用し、落差38.3mで、420kWの発電を行っています。
神室ダム(県土整備部)
西川制御所
村山電気水道事務所に西川制御所を設けて、県南部に散在する6ヶ所の水力発電所と県営太陽光発電所を集中監視しています。同事務所は、新野川第一発電所、野川第二発電所、朝日川第一発電所、朝日川第二発電所の4ヶ所の水力発電所と県営太陽光発電所の保守管理を行っています。
〒990-0711 山形県西村山郡西川町大字吉川10-5
tel.0237(74)3207 fax.0237(74)3751
朝日川第一発電所は、木川ダムを貯水池としたダム水路式発電所で、昭和33年に運転を開始しました。施設の老朽化が進み、耐震強度も不足していたことから、平成26年度よりリニューアル事業を実施し、令和3年度に新しく生まれ変わった発電所が運転を開始しました。水車発電機1台で、最大7.2立方メートル/sの水を使用し、落差150mで、9,500kWの発電を行います。
木川ダムは、企業局唯一の直轄ダムで、最上川水系朝日川に発電を目的に建設されました。下流の河川を保護するため、常時0.2立方メートル/sの維持放流を行っております。
朝日川第二発電所は、朝日川第一発電所の上流約10kmにある水路式発電所で、昭和35年に運転開始しました。水車発電機1台で、最大4.0立方メートル/sの水を使用し、落差143mで、4,800kWの発電を行います。
猿渡取水堰堤
朝日川第二発電所の取水設備で、発電所の約5km上流にあります。川の水を堰き止めて取水しています。
新野川第一発電所は、国土交通省の長井ダムを貯水池としたダム水路式発電所で、平成22年に運転を開始しました。水車発電機1台で、最大使用水量12立方メートル/sの水を使用し、落差100mで、10,100kWの発電を行います。
新野川第一発電所では、機器の更新により水車発電機の効率が良くなったことから、平成30年度に試験を行い安全を確認して、10,000kWから10,100kWへと最大出力を100kW増加しました。
長井ダム(国土交通省)
野川第二発電所は、新野川第一発電所の上流約7kmにあり、木地山ダムを貯水池としたダム水路式発電所です。昭和36年に運転を開始しましたが、長井ダムの建設に伴い上流に移設し、平成21年に運転を開始しました。水車発電機1台で、最大10立方メートル/sの水を使用し、落差105mで、9,200kWの発電を行います。
野川第二発電所では、機器の更新により水車発電機の効率が良くなったことから、平成30年度に試験を行い安全を確認して、8,900kWから9,200kWへと最大出力を300kW増加しました。
県営太陽光発電所は、積雪地域における先導的、実証的取組みとして、山形県村山市楯岡笛田の「元園芸試験場村山ほ場」に建設しました。
積雪地域のため架台の高さを1.8mにしたり、パネル角度も30度を基本に1部を40度で設置して積雪の影響を調べるなど、実証的取組みを行っています。
県営太陽光発電所については、こちら(山形県営太陽光発電所)⇒
置賜電気水道事務所は白川発電所、横川発電所の2ヶ所の水力発電所の保守管理を行っています。
〒992-1441 山形県米沢市笹野町大字大森下八7409-1
tel.0238(38)2912 fax.0238(38)2913
白川発電所は、長井市の中心部から南西約13kmにあり、白川ダムを貯水池としたダム式発電所で、昭和55年に運転開始しました。水車発電機1台で、最大20立方メートル/sの水を使用し、落差53mで、9,000kWの発電を行います。
白川発電所では、機器の更新により水車発電機の効率が良くなったことから、令和元年度に試験を行い安全を確認して、8,900kWから9,000kWへと最大出力を100kW増加しました。
横川発電所は、国土交通省の横川ダムを貯水池としたダム式発電所で、平成20年に運転を開始しました。水車発電機1台で、最大13立方メートル/sの水を使用し、落差57mで、6,300kWの発電を行います。
横川ダム(国土交通省)
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