更新日:2024年5月23日
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山形県の日本海に面した地域一帯を称する「庄内」または「荘内」という地名の起こりは、中世この地域にあった遊佐、大泉、櫛引の三大荘園のうちで最も栄えた大泉荘に由来するのが定説と言われ、この「荘園の内側」すなわち大泉荘内をもって、庄内と呼ぶようになりました。
平安時代の末期、赤川流域一帯は大泉荘と呼ばれ、後白河法皇の所有する荘園でした。その後、鎌倉時代から室町時代にかけ武藤氏が地頭となり、天正年間(16世紀半ば)あたりから「庄内」という呼び名が定着したと考えられています。
庄内地域は、山形県の北西部に位置し、東は月山を中心とする出羽丘陵によって県内陸部と隔てられ、西は日本海に面し、北は鳥海山が秋田県との境を、南は朝日山地が新潟県との境をなしています。
面積は、2,405平方キロメートルで県土の約4分の1を占め、神奈川県や佐賀県とほぼ同じ面積を有しています。気候は、対馬暖流の影響を受け、内陸部よりも温暖で降雪量も少ないものの、年間を通して風が強く、特に冬は北西の季節風による地吹雪と呼ばれる風雪が発生します。
平成17年度、庄内12市町村が関わる市町村合併が行われ、新たに鶴岡市、酒田市、庄内町が誕生し、これまでの2市11町1村から、三川町、遊佐町と合わせ2市3町に生まれ変わっています。
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