更新日:2021年2月10日

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山形県CALS/EC実施計画(概要版)H16.1・・・・・山形県CALS/EC推進協議会

1.CALS/EC実施計画について

CALS/ECとは「公共事業支援統合情報システム」の略称であり、従来は紙で交換されていた情報を電子化すると共に、通信ネットワークを活用し、公共事業に関連する多くのデータベースを連携して利用できる環境を構築する取り組みをいう。
近年、我が国の公共事業においては、入札契約制度の改革や国際化(ガット)対応等により、コスト縮減や品質確保等が喫緊の課題になっていることから、国土交通省では、CALS/ECの整備を推進しており、地方自治体にもその取組みの進展を求めている。
本県では、国土交通省の基本構想や地方展開アクションプログラムを受け、山形県におけるCALS/EC推進の基本指針として「山形県CALS/EC整備基本計画」を平成14月5月に策定した。
これを受け、今般、CALS/EC導入推進にあたり受発注者双方が取り組むアクションプログラムとして「山形県CALS/EC実施計画」を策定したものである。

CALS/ECの概念図

共有統合データベース
国土交通省(外部サイトへリンク)より

2.CALS/EC導入のメリット

CALS/ECの特徴は、「情報の電子化」、「通信ネットワークの利用」、「情報の共有化」の三要素に整理され、その各々に関して、発注者、受注者、国民へのメリットがある(例:電子入札による透明性、競争性向上、電子情報データベース共有化によるコスト縮減など)。

CALS/EC導入のメリット
  メリット メリットの受益者
発注者 受注者 国民
情報の電子化
  1. 省資源
  2. 省スペース
  3. 検索時間の短縮
  4. 県民への説明能力向上







通信ネットワークの使用
  1. 透明性、競争性の向上
  2. 移動コストの削減
  3. 現場作業の安全性向上
  4. 住民情報サービスの向上
  5. 維持管理・防災対応の向上










情報の共有化
  1. コスト縮減
  2. 品質の向上
  3. 社会資本の有効活用
  4. 技術レベルの向上








3.CALS/ECの整備目標

県及び市町村、受注者において、以下のとおり3段階の時期を設定し、CALS/ECの導入を進めていく。

短期 準備、試行運用開始 H14(2002)-H16(2004)年度
中期 運用拡大 H17(2005)-H18(2006)年度
長期 本格運用 H19(2007)年度-

市町村、受注者

短期 準備 H14(2002)-17(2005)年度
中期 実証 H18(2006)-20(2008)年度
長期 普及 H21(2009)年度-

4.CALS/ECの取組事項

本県におけるCALS/ECの主要な取組事項は次表のとおりである。

主要な取組事項
項目 概要
公共調達
  • 電子入札システムの構築(県・市町村共同利用方式)
  • 電子入札システム等と連携した入札情報及び入札結果公表システムの構築
設計施工
  • 業務、工事実施時における受発注者間情報共有システムの整備
  • 積算業務の高度化(CADデータからの自動積算システムの整備)
維持管理
  • 電子納品の推進
  • 関連情報システムの整備(電子納品情報共有、施設等点検情報、オンライン遠隔操作)
教育普及
  • 研修会の開催
  • 教材、広報媒体の普及等

5.CALS/ECの推進体制

本県におけるCALS/EC推進の中核的組織として、「山形県CALS/EC推進協議会」が平成14年5月に結成され、CALS/ECに関する調査研究や意見交換、普及啓発活動が行われている(推進協議会のページ参照)。

山形県CALS/EC実施計画の全文(PDF:170KB)

お問い合わせ

県土整備部建設企画課 

住所:〒990-8570 山形市松波二丁目8番1号

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