更新日:2024年5月24日
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山形県には、特色ある文化として「精神文化」があります。
「精神文化」とは「自然を尊び、自然に感謝する心が生み出した文化」のことで、出羽三山信仰、草木塔、そしてやまがた出羽百観音などが挙げられます。
ここでは、そのひとつ「やまがた出羽百観音」についてご紹介します。
山形県内にある最上、庄内、置賜の3つの三十三観音の総称です。3つの三十三観音を合わせて百観音と呼ばれるものは全国に3つ(日本百観音、東海百観音、やまがた出羽百観音)ありますが、一つの県で完結するのが「やまがた出羽百観音」です。
三十三観音:観音様は参拝者の願いに寄り添い、三十三の姿に変身し、人々を救うとされていることにちなんで、現世と来世の安楽を願い、三十三か所の霊場を巡礼することが古くから行われてきました。
県では、「やまがた出羽百観音」の魅力を伝えることを目的としたコンセプト映像を制作しました。
「やまがた出羽百観音」の素朴でありながらも厳かな佇まいや豊かな自然の情景を通して、現代社会を生きる人々が抱えている「心の疲れ」に、安らぎや癒しを感じてもらえたら幸いです。
また県では、「やまがた出羽百観音」巡りを通してやまがたの旅を楽しんでもらうため、県公式観光サイト「やまがたへの旅」での情報発信を行っています。
サイトでは、「やまがた出羽百観音」を構成する3つの三十三観音の由来のほか、巡礼初心者向けの基礎情報や、エリア別のモデルコース、巡礼と合わせて絶景や温泉が楽しめる霊場について発信していきますのでぜひご覧ください。
県では「やまがた出羽百観音」を、本県が誇る精神文化の柱のひとつとしてのブランドを確立し、次世代に受け継ぐとともに、観光誘客に資する地域資源として活用することにより、国内外からの観光交流人口の拡大を図ることを目的に「やまがた出羽百観音」プロジェクト推進方針・事業展開方向を策定しました。
また、この取り組みについては、県広報誌「県民のあゆみ(令和3年7月号)」でもご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
「やまがた出羽百観音」プロジェクト推進方針・事業展開方向(PDF:4,492KB)
【関連資料】
県民のあゆみ令和3年7月号特集記事(PDF:1,993KB)
各三十三観音の公式サイトはこちら。
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