更新日:2024年7月4日

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クマ対策予算の使い方について

ご意見

 県が6月補正予算案として上程した里山や市街地での対策は費用対効果について疑問があります。出没の原因を山中での縄張りと餌不足と県も現地専門家も認めているわけですから、適正な生息数に管理すれば、縄張りと餌不足が解消して争いがなくなり人里へ出没する必要がなくなるはずです。(2024年6月19日)

県の取組状況

 ご指摘のとおり、生息数の適正管理が重要であるため、県ではこれまでも、モニタリング調査による個体数の把握や捕獲による個体数の調整に取り組んでまいりました。しかしながらその一方で、過疎化や耕作放棄地の増加といった社会状況の変化により、クマの生息域が拡大し、人間の生活圏に入り込んできているという指摘がなされているところです。
 このため、人とクマの棲み分けを図り、市街地等への出没を防止するため、電気柵の設置支援や、里山林の整備支援等を行ってきたほか、令和6年度から、放任された不要果樹の伐採に係る経費の支援を行っています。これに加え、被害対策をさらに強化するため、6月補正予算案として、市町村等が実施するクマの移動ルートとなる藪の刈払いや、クマ出没時の緊急対応訓練に対する支援などを提案したところです。
 引き続き、生息数の適正な管理をはじめ、クマによる被害対策に取り組んでまいります。 (2024年7月2日実施中・実施済)

( 環境エネルギー部 みどり自然課 )