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更新日:2024年6月12日
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県が実施する緩衝林帯の効果は芳しくないようで、令和6年も熊の出没が多くなっています。出没増加の一番の原因と、そのための対策を具体的に教えてください。
また、安心安全な生活を送れるのはいつになるのか教えてください。(2024年5月30日)
クマの出没は、里山の管理不全により人と野生動物の生息域の境界があいまいになったこと、昨秋のブナの実が凶作であったことから山中で食料が不足していること、初夏からは繁殖期となりメスグマがオスグマから子グマを守るために行動範囲を広げていることなどの要因が関係しているものと推測しています。
県では、人身被害の防止と農作物被害防止の観点から、緩衝帯の整備や今年度から取り組んでいる放任果樹の伐採などによる人の生活圏への出没防止、クマの個体数管理のための捕獲や捕獲技術者の育成・確保など総合的な対策を実施しています。また、これまでと同様に、市町村などの関係機関と連携し、人身被害の防止に向けた注意喚起や農作物被害対策への支援を行い、日々県民の安全安心の確保に努めています。 (2024年6月10日実施中・実施済)