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更新日:2024年2月26日
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大宮駅から山形駅までは、山形新幹線で2時間以上かかる一方で、大宮駅から仙台駅までは、東北新幹線で約1時間10分程度で着きます。
山形新幹線は、福島から米沢までの山岳区間を越えるのに時間がかかっていると思うので、仙台駅から山形駅へ新幹線を通してはどうでしょうか。(2024年2月1日)
国土強靱化や日本海・太平洋2面活用型国土の形成、さらにはデジタル田園都市国家構想の下での地域経済活性化・分散型社会の構築に向けては、全国新幹線ネットワークの充実・強化が必要です。
山形県を通るフル規格新幹線として、奥羽新幹線が全国新幹線鉄道整備法に基づき昭和48年に策定された基本計画に位置づけられており、災害時におけるリダンダンシー機能(※)の確保の観点や、他地域での新幹線開業による時間的優位性の低下の観点などから、山形県の発展のためには整備実現が不可欠なものと考えています。
こうした中、山形新幹線は、福島~新庄間では在来線区間を走行し、新幹線区間に比べ運行速度が低下するため、フル規格新幹線よりも速達性が低くなっています。また、特に福島~米沢間で自然災害等による輸送障害が多発しています。
このため、県では、抜本的な防災対策として、山形新幹線米沢トンネル(仮称)整備の早期事業化を最重要課題に位置付け、機運醸成や要望活動等に取り組んでいるところであり、このトンネルが整備されれば、10分強の所要時間短縮が図られる見込みです。
県としては、引き続き山形新幹線の速達性・利便性向上のため、JR東日本に働きかけを行うとともに、米沢トンネル(仮称)整備に向けて取り組んでまいります。
なお、現在、山形新幹線は、東京と山形を最短2時間26分で結んでいますが、新型車両E8系の導入(令和6年3月16日以降)や、東北新幹線と接続する福島駅でのアプローチ線の新設(令和8年度予定)により、更なる所要時間の短縮や定時性の向上が図られる見込みです。(2024年2月21日実施中・実施済)
(※)自然災害等による障害発生時に、一部の区間の途絶や一部施設の破壊が全体の機能不全につながらないように、予め交通ネットワークやライフライン施設を多重化したり、予備の手段を用意すること