更新日:2024年2月1日

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公的さい帯血バンクについて

ご意見

 なぜ山形県では公的さい帯血バンクへのさい帯血の提供が可能な産婦人科が無いのでしょうか。
 社会保障政策には積極的に取り組んでほしいです。(2024年1月15日)

県の取組状況

 公的さい帯血バンクは、出産時に無償で提供いただくさい帯血(へその緒(さい帯)と胎盤の中に含まれる血液)を白血病等の患者の移植に使えるようにするため、調製・保管・検査と、移植を行う医療機関への引き渡しを行っており、現在、全国6か所(北海道、東京都、愛知県、大阪府、兵庫県、福岡県)に設置されています。
 同バンクへ提供するさい帯血を採取する産婦人科等の医療機関(以下「採取施設」という。)は、移植に使えるようさい帯血を採取し、品質を保つため、厚生労働省が定める基準を遵守する必要があります。その基準のひとつに、さい帯血の採取から同バンクに到着後、移植用に調製して凍結を開始するまでの時間制限(36時間以内)があり、同バンクへの輸送にかかる時間という地理的要件が採取施設に求められます。本県に採取施設がないのは、この要件を満たしていないためです。
 なお、公的さい帯血バンクと同様に白血病等の治療のため骨髄移植が必要な患者と骨髄を提供するドナーをつなぐ公的事業として日本骨髄バンクがありますが、本県では日本骨髄バンクのドナー登録者の確保に注力しているところです。日本赤十字社山形県支部やボランティア団体の協力を得ながら積極的に取り組み、ドナー登録者数は対象人口千人当りで全国上位5番目となっています。(2024年1月26日その他)

( 健康福祉部 医療政策課 )