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更新日:2024年12月10日
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最近クマの目撃件数が減少したと公表されていますが、目撃件数ではなく目撃通報件数ではないでしょうか。
通報は強制ではない上、住民は見慣れてしまい、面倒で通報しないこともあると思いますので、任意の通報件数で目撃や出没が減少したと判断するのは適切ではないと思います。(2024年11月28日)
県のホームページ等で公表している目撃件数は、通報件数です。
通報件数について11月末現在で比較しますと、直近5か年(令和1~5年)の平均が528件に対して、令和6年は320件と減少しています。通報は任意ですので、ご指摘のとおり正確な目撃件数ではありませんが、傾向として、令和6年の目撃件数は近年では少ないものと推測しています。
この要因について、クマの餌となるブナ等の堅果類の豊凶があげられます。通報件数が多い年は、ブナ等が凶作で、クマが冬眠に向けて餌を求めて活発に動き回る秋の通報が大変多くなっています。令和6年はブナ等が並作ですので、餌を求めて人里に降りてくるクマが少ないものと考えています。
一方で、ブナ等は並作や凶作を繰り返しますので、県では、クマを誘引する不要果樹の伐採や通り道、潜み場所となる藪の刈払いへの支援など、人の生活圏への出没防止に取り組んでいます。(2024年12月6日実施中・実施済)