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更新日:2023年5月9日
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フル規格の奥羽新幹線の建設に賛成します。
奥羽本線の軌間は、新幹線が通る新庄~福島間は1,435mmですが、その他の区間は1,067mmとなっています。
物流業界では、トラックドライバーの不足が懸念され、それを補うために貨物列車が重要と考えていますが、貨物列車の軌間は1,067mmのため、奥羽本線には貨物列車を通せない状況となっています。
よって、奥羽新幹線建設後は、在来線の新庄~福島や秋田~大曲の軌間を1,067mmに戻し、秋田~新庄~山形~福島にも貨物列車を通せるようにしてほしいです。(2023年4月21日)
国土強靱化や日本海・太平洋2面活用型国土の形成、さらにはデジタル田園都市国家構想の下での地域経済活性化・分散型社会の構築に向けては、全国新幹線ネットワークの充実・強化が必要です。
奥羽新幹線は、全国新幹線鉄道整備法に基づき、昭和48年に策定された基本計画に位置付けられており、災害時におけるリダンダンシー機能の確保の観点や、他地域での新幹線開業による時間的優位性の低下の観点などから、山形県の発展のためには、整備実現が不可欠なものと考えています。
こうした中、山形新幹線は福島~米沢間において、大雨、大雪などの自然災害や、野生動物との衝突などによる輸送障害が多発しており、安全性や安定輸送の確保が喫緊の課題となっています。
このため、県としては、まずは、山形新幹線の抜本的な防災対策として、奥羽新幹線整備の足掛かりとなる、米沢トンネル(仮称)整備の早期事業化を最重要課題に位置付け、JR東日本と具体的ルート検討のための共同調査を実施するとともに、機運醸成や要望活動等に取り組んでいるところです。
奥羽本線(新庄~福島間等)の軌間の取扱いについては、奥羽新幹線の整備計画が決定された後、検討されていくものと考えており、現時点で決定しているものはありませんので、ご理解をお願いします。(2023年4月28日実施中・実施済)