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更新日:2022年10月7日
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山形新幹線の福島~米沢間の新しいトンネル工事に伴う調査費用の補助として、2億8,000万円を支出するそうですが、庄内在住者には恩恵がほとんどないと思います。JRも赤字路線を抱え、自治体から援助してもらいたいところでしょうが、だからと言って安易に県費を支出していいものでしょうか。(2022年9月20日)
山形新幹線「米沢トンネル(仮称)」は、山形新幹線の喫緊の課題である福島~米沢間の輸送障害を抜本的に解決するとともに、本県と首都圏との心理的距離が縮まり、人や物の往来が活性化することで、本県の地域や経済の発展にも直結する、山形県の今後の発展に不可欠なものです。
一方で、同トンネルの整備費は概算で約1,500億円と巨額であり、JR東日本からは、整備にあたり地元負担も含めた公的な支援を要するとの考えが示されています。県としては、整備費の一部の負担であっても非常に大きな額であることから、これまで、政府に対して再三にわたる財政支援の要望を行ってきたところです。
また、同トンネルの早期実現のためには、トンネル整備による受益効果を高めることも必要です。そのための重要な取組みが沿線活性化であり、昨年度より、山形駅直結のコワーキングスペースの整備や、多種多様な貨物を山形新幹線や陸羽西線等の在来線を活用して輸送する取組みを行い、沿線におけるビジネスの活性化や、鉄道輸送における付加価値向上を図ってきました。
今後も県内の鉄道ネットワークを活用しながら、県内全域にわたって、官民連携で沿線活性化の取組みを進めることにより、トンネル整備の効果を県内全域に行き渡らせてまいりたいと考えています。
これらの取組みにより、県の負担を極力減らすとともに、県内全域の発展にもつなげながら、トンネル整備の早期実現を目指してまいりますので、御理解をお願いします。(2022年10月5日実施中・実施済)