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更新日:2022年6月8日
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羽越新幹線は、災害時におけるリダンダンシー機能の確保や、日本海側と太平洋側の高速交通網のギャップ解消のため、整備する価値があると思います。
奥羽新幹線は、並行在来線のコストや、停車駅の減少により地域間の不公平感が生じることが課題だと思います。
踏切事故や動物の衝突事故を改善する観点から、踏切から高架橋への切替えや、沿線に高いフェンスやコンクリート壁を設置することが望ましいと思います。また、板谷峠にトンネルを整備することで高速交通網が確保されると思います。こうした対策の方が、費用対効果の面で全線フル規格での整備よりも優れており、現実的だと思います。(2022年5月26日) (他同種意見1件)
国土強靱化や日本海・太平洋2面活用型国土の形成、さらにはデジタル田園都市国家構想の下での地域経済活性化・分散型社会の構築に向けては、全国新幹線ネットワークの充実・強化が必要です。
奥羽・羽越新幹線は、全国新幹線鉄道整備法に基づき、昭和48年に策定された基本計画に位置付けられており、災害時におけるリダンダンシー機能の確保の観点や、他地域での新幹線開業による時間的優位性の低下の観点などから、山形県の発展のためには、整備実現が不可欠なものです。
奥羽・羽越新幹線の効果的な整備手法については、令和3年6月に、両新幹線の沿線6県(青森県、秋田県、山形県、福島県、新潟県、富山県)で構成する合同プロジェクトチームが調査結果を取りまとめており、費用便益比(B/C)が「1」を上回る結果が得られるなど、両新幹線の整備妥当性や意義を確認できたところです。
また、山形新幹線については福島~米沢間で、大雨、大雪などの自然災害や、野生動物との衝突などによる輸送障害が多発しており、安全性や安定輸送の確保が喫緊の課題となっています。
このため、県としては、プロジェクトチームの調査結果も踏まえながら、奥羽・羽越新幹線の早期実現に向けた機運醸成や要望活動等に取り組むとともに、山形新幹線の抜本的な防災対策として、米沢トンネル(仮称)整備の早期事業化に向けてJR東日本と協議を進めていますので、御理解をお願いします。(2022年6月6日実施中・実施済)