更新日:2022年2月2日

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山形・奥羽新幹線計画について

ご意見

 奥羽・羽越新幹線については、他県との調整や合意が必要であるなど、整備実現は困難だと思うので、山形新幹線を活用した取組みを県単独で進めるべきだと思います。(2022年1月4日) 

県の取組状況

 奥羽新幹線は、羽越新幹線とともに、全国新幹線鉄道整備法に基づき、昭和48 年に福島~山形~秋田を結ぶ路線として基本計画に位置付けられたものであり、同新幹線の沿線となる本県・福島県・秋田県では「奥羽新幹線建設促進同盟会」を組織し、整備推進に向けた意見交換や情報収集を行うとともに、政府等に対する要望活動など連携した取組みを展開しているところです。
 一方で、奥羽新幹線の実現には長い年月を要することが想定されることから、本県では、まずは将来の奥羽新幹線の足掛りともなる山形新幹線の「福島~米沢間トンネル」整備の早期事業化を県勢発展のための最重要かつ喫緊の課題の一つと位置付け、その実現に向けて全力で取り組んでいます。
 こうした中、JR東日本からトンネル整備に関して共同調査の提案があり、県でも関連する予算を昨年10月に計上したところであり、今後、同調査を着実に進めていくこととしています。
 また、本県の持続的発展を図るためにも、トンネルの完成を待つことなく、今からその整備効果を沿線地域、さらには県内全域にくまなく波及させることが必要です。このため、さくらんぼや庄内北前ガニなど県の特産物を首都圏にお届けする荷物輸送やワーケーション新幹線の運行、山形駅に直結する霞城セントラル内のベンチャー支援拠点「スタートアップステーション ジョージ山形」と連携した首都圏等とのビジネス交流の拡大など、山形新幹線を活用した様々な取組みを展開しているところです。
 さらに、山形新幹線に関しては、2024年春から新型車両の導入、2026年末には福島駅の新たなアプローチ線の共用開始が予定されており、県としても大いに期待しているところです。
 県としては、「福島~米沢間トンネルと山形県経済の発展は車の両輪」との考え方のもと、JR東日本や沿線市町村と連携を図りつつ、今後もあらゆる手段を講じながら、山形新幹線の魅力や付加価値の向上に努め、トンネルの早期事業化、さらにはその先にある奥羽新幹線の整備実現に繋げてまいりたいと考えています。(2022年1月28日実施中・実施済)

( みらい企画創造部 総合交通政策課 )