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更新日:2021年10月5日
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羽越・奥羽新幹線のルートについて、新幹線の整備費削減や県内の移動利便性を高めるため、奥羽新幹線のルートを最上地域から庄内地域経由に変更し、羽越新幹線と一本化させるルートを検討してはいかがでしょうか。
また、整備手法について、福島から新庄間はフル規格で整備し、そこから庄内地域に至るルート又は秋田県内陸部に至るルートをミニ新幹線で整備する方法も検討してはいかがでしょうか。 (2021年9月3日)
羽越・奥羽新幹線は、首都圏はじめ全国との交流を拡大し、沿線地域の持続的な発展に資するとともに、国土強靭化や東京一極集中の是正など国土形成上も大きな役割を果たすことが期待されます。
このため、両新幹線の沿線となることが想定される関係6県(青森、秋田、山形、福島、新潟、富山)では、整備推進に向けた同盟会を組織し、意見交換や情報収集を行うとともに、政府等に対し連携して要望活動を展開しているところです。
また、同盟会の下に設置したプロジェクトチームによる調査(今年6月結果公表)では、両新幹線の費用便益費(B/C)について、事業費削減につながる整備手法の工夫等も行いつつ、「1」を上回る結果が得られるとともに、北陸から東北にかけて日本海側の連携の加速や東北・北陸新幹線とつながることによる新たな交流・経済圏域の形成など、両新幹線の整備妥当性や意義が確認されたところです。
羽越・奥羽新幹線は、全国新幹線鉄道整備法に基づき、昭和48年に基本計画に位置付けられ、羽越新幹線は富山~新潟~秋田~青森を、奥羽新幹線は福島~山形~秋田をつなぐことが想定される一方、両新幹線の具体的なルートは、将来、整備計画への格上げ後に各種手続きが進む中で、政府主導において決定されるものと認識しています。このため、こうした検討の過程において、政府に対し地域の考えや意見などをしっかりと伝えていくことが重要になると考えています。
また、両新幹線の実現には長い年月を要することが想定されますので、当面の課題として、奥羽新幹線の足掛かりとなる福島~米沢間トンネルの早期事業化に努めるとともに、両新幹線の事業採算性を高めていくため、沿線地域の振興を図り、旅客流動を増やしていくことも重要です。
引き続き、沿線各県とも連携して、羽越・奥羽新幹線の実現に向けた取組みを進めてまいります。 (2021年9月29日その他)