ホーム > 県政情報 > 情報公開・広報・広聴 > 広聴 > 県民の生の声コーナー > 2021年 > 8月 > 高速道路の有料と無料の区間の違いについて
更新日:2021年9月10日
ここから本文です。
東北中央自動車道の米沢・福島間が無料なのに、なぜ、山形自動車道の関沢・笹谷間は有料なのか教えてください。 (2021年8月23日)
一般交通のための道路は、社会・経済の諸活動に不可欠な基盤となるものであることから、その整備や管理は、原則として税金により行い、無料で通行できるものとなっています。
ただし、例外として、戦後、激増する自動車交通に対応するため、早期の整備を目的として、整備や管理費用に、通行料金による収入を充てる有料道路の制度が作られ、これにより高速道路などの整備や管理が行われています。
関沢・笹谷間については、この有料道路の制度を用い、笹谷トンネルが昭和56年という早い時期に開通しています。その後、トンネル前後に山形自動車道が整備・接続され、平成10年には山形自動車道に組み入れられて現在に至っています。
一方、東北中央自動車道の米沢・福島間については、近年、高速道路としての整備の必要性があるものの、交通量や採算性などから有料道路になじみにくい区間と判断され、税金を用いる方式により整備や管理がされています。このため、この区間は無料区間となっていますが、開通したのは平成29年でした。
このように、整備の手法の違いにより、同じ高速道路でも有料と無料の区間が存在しています。
県内の高速道路は、整備を推し進めるため、様々な手法が用いられています。今後とも、本県の道路行政に、御理解と御協力をお願いします。(2021年9月8日その他)