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更新日:2021年9月2日
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福島~米沢間の奥羽本線について、山形新幹線が高速化された場合でも、第3セクター等による運営を行うなど、鉄道の運行を存続してほしい。(2021年8月6日)
山形新幹線は、新幹線と在来線が直通する全国発のミニ新幹線として平成4年に開業し、以来、本県と首都圏を結ぶ大動脈として、観光振興や企業誘致、沿線開発など、山形県の発展に大きく貢献してきました。
一方で、開業から25年以上が経過し、この間、各地で整備新幹線が開業する中、首都圏等との時間的優位性は失われ、さらには、在来線を活用した路線であることから風雨や降雪、動物との衝突などによる運休・遅延も多く発生するなど、課題が顕在化している状況です。
そのため、県としては、奥羽新幹線の足がかりとなる福島~米沢間トンネルの早期事業化を最重点課題と位置付け、関係機関と連携しながら、その実現に向けて全力で取り組んでいるところです。
山形新幹線はもとより、県内の在来線鉄道は、地域の方々の日常的な移動手段として、また観光誘客など地域活性化にもつながる重要な交通インフラであります。
この度御意見のありました山形新幹線の福島~米沢間トンネルの事業化に伴う既存駅の取扱いについては、今後実現に係る動きが具体化していく中で、路線や代替交通手段の対応等も含め、様々な検討がなされていくものと考えています。
県としては、地域の方々の声をしっかりと伺うとともに、鉄道会社や地元自治体など関係者と連携を図りながら、安全・安定性が確保され、持続可能性の高い鉄道ネットワークの構築を目指してまいりますので、御理解と御協力をお願いします。(2021年8月31日検討)