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更新日:2021年7月29日
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ある県立高校の吹奏楽部の活動について、練習日程が過密で、文化庁の「部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」が守られていません。ガイドラインを守って活動している学校が、大会等において不利になると考えますがどうでしょうか。
また、その部の顧問の先生は長期間同じ学校に勤務していますが、何か理由があるのでしょうか。(2021年6月22日)
本県では、文化庁のガイドラインにのっとり、「山形県における文化部活動の在り方に関する方針」を策定し、原則、活動時間は平日2時間程度、休養日は週2日以上としています。また、各校長が認める「目標とする大会やコンクール、コンテスト、発表会前の特別強化期間」や「強化指定部」は、少なくとも週1日の休養日を設けた上で、週間、月間、年間単位での活動頻度・時間の目安を定め、休養日を振り替えること等を認めています。
御指摘のあった高校では、吹奏楽部を強化指定部とし、通年で休養日・活動時間の目安を設定しており、定期演奏会を控えた時期だったため、活動時間を延長していました。
なお、同校に対しては、生徒や教員の過度な負担とならないよう、適切な文化部活動の実施計画の策定と活動実績の確認について改めて指導しました。
また、教職員の人事異動については、適材適所の人事配置を基本に、教員の希望や個別の事情も十分把握の上、総合的に判断して行っています。そうした中で、年齢、免許教科、資格などに関して組織の均衡を図る必要性から、同一校での勤務が長くなる場合もあります。
県教育委員会としては、引き続き、高校生の文化部活動が、地域や学校、その分野や活動目的に応じて適切に実施されるよう努めるとともに、学校教育の充実に向け、適正な人事配置に取り組んでまいります。(2021年7月26日実施中・実施済)