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更新日:2021年5月31日
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中学生のインターネットの利用について、深夜に渡るネットゲーム対戦やSNS上のやり取りなど依存状態のようで心配です。また、携帯電話事業者から契約時、フィルタリングについて説明を受けましたが不十分でした。学校による中学生へのネットリテラシー教育や各家庭でのネット利用実態調査、保護者へのネットトラブル事例の共有、携帯電話事業者の適正な利用案内や家庭でのネット利用のガイドラインの策定などの早急な対策が必要ではないでしょうか。 (2021年4月19日)
中学校では生徒1人に1台の端末が整備され、ICTを活用した教育活動が本格的に進められており、子どもたちにとって、インターネット等の利用の仕方を正しく理解する必要が今後ますます高まっていくものと認識しています。
中学生へのネットリテラシー教育として、学校では、警察OBによるネットモラルやインターネット被害についての講座を実施しています。保護者に対しても、PTAの総会や研修会の際に、生徒が家庭で正しいインターネットの利用ができるよう普及啓発等が行われています。
コロナ禍の中、児童生徒も制限のある生活により、少なからずストレスを抱えていると考えられることから、定期的に「心のアンケート」等を実施し抱えている問題の把握に努め、状況に応じてスクールカウンセラー等の支援が受けられる体制を整えています。
携帯電話の契約者・使用者が青少年である場合、青少年インターネット環境整備法及び山形県青少年健全育成条例に基づき、携帯事業者等から保護者に対するフィルタリングの必要性・内容等が記載された説明書の交付、フィルタリングを利用しない保護者から携帯事業者等に対する理由書の提出を義務付けています。また、定期的に事業者への立入調査を行い、必要な指導を行っています。
フィルタリングや時間管理機能、課金制限機能等の利用促進については、青少年や保護者を対象としたリーフレットの作成配布、「春のあんしんネット・新学期一斉行動」、「地域の大人のためのインターネット利用に関する研修会」等の取組を通じ、青少年が携帯電話を安全・安心に利用できるよう周知啓発を図っています。
今後も、学校、地域や事業者等と協力し、ネットリテラシーの向上、フィルタリングやペアレンタルコントロールの普及促進など、青少年が携帯電話やインターネットを正しく利活用できるよう引き続き努めてまいります。(2021年5月31日実施中・実施済)