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更新日:2021年3月29日
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現在、奥羽本線(山形線)を利用し電車通学をしていますが、奥羽新幹線が整備された場合、奥羽本線(山形線)の経営が分離され、運賃の引上げが行われる可能性があります。新幹線整備の検討にあたっては、大人の目線だけでなく、高校生も意見を述べることができる環境を整備していただきたいです。(2021年3月15日)
奥羽新幹線については、交流人口の拡大による地域活性化やリダンダンシー機能確保などの国土強靭化を進める上で必要不可欠な社会基盤であり、こうした全国的・将来的な視点に立って、整備実現に向けた活動を展開・拡大していくことが重要と考えています。
一方で、営業主体であるJRにとって、フル規格新幹線に加えて、そのルートに並行する在来線鉄道(並行在来線)を運行することは過重な負担となる場合があるため、新幹線開業時は、沿線自治体の同意を得た上で、経営分離されることになります。このことは奥羽新幹線の実現を目指す上で重要な課題であると認識しており、今後の工事着工までの手続きの中で、並行在来線の意義や役割、その持続的な運行の方策なども含め、対応の検討を行っていく必要があると考えています。
奥羽新幹線の実現に向けては、県全体が一丸となって取り組んでいくことが重要であると考えており、今年度は、若者自身が効果的な普及・啓発活動の展開方法等を検討・実施する若者ワーキングチームや、大型商業施設等での普及・啓発キャラバン、各種団体への出前講座などを実施しました。この度の御意見は、貴重な御意見として承るとともに、今後もこのような取組みの中で、在来線を利用する高校生をはじめ、地域の皆様の御意見などを十分に伺いながら、実現に向け幅広い視点で取組みを進めてまいります。 (2021年3月23日 その他)