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更新日:2021年4月21日
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最上学園で起きた虐待行為はどうしても許せません。虐待は過去2年のみではないのではないでしょうか。また、職員に対して、このような事態に至った原因を分析した上で、改めて教育を徹底してほしいです。 (2021年3月23日)
この度発生しました、県立の障害児入所施設「最上学園」における、職員による入所児童への虐待事案について、被害に遭われた児童や保護者の方々、並びに県民の皆様に深くおわび申し上げます。
虐待防止の取組みを推進する立場にある県の施設で、このような事案が発生したことは、あってはならないものと大変重く受け止めています。
この度の調査にあたっては、「山形県被措置児童等虐待対応ガイドライン」に基づき、学園の全職員及び児童全員への聞き取り調査を行った中で、複数の職員からの証言や日時がはっきりしているなど、客観性が担保されているものについて虐待行為があったものと認定しています。また、調査の内容については、有識者からなる社会福祉審議会児童福祉専門分科会(児童処遇部会)に報告し、再発防止策について意見をいただいています。
今後は、このようなことが二度と起こらないよう、虐待の未然防止や早期対応の手続きなどを盛り込んだ虐待防止マニュアルを整備するとともに、入所施設は外部の人の目が届きにくい環境にあるため、保護者や学校長等の第三者を入れた虐待防止委員会を設置するなど、虐待防止体制の構築・充実等を図ってまいります。
また、より良い支援方法や支援のポイントを整理した「事例集」の整備や、外部講師による施設の運営や入所児童の状況を踏まえたロールプレイング研修を実施するなど、職員の権利擁護に関する意識を高め、対応力の向上を図ってまいります。
今後とも、入所している児童が安心して安全に生活できるよう、再発防止に万全の対策を講じ、県民の信頼回復に努めてまいります。 (2021年4月5日実施中・実施済)