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更新日:2021年5月13日

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山形県の鉄道・バス事業について

ご意見

 奥羽・羽越新幹線を早期実現させてほしいです。また、路線バスの見直しや高速バスの便数を増やしてほしいです。 (2021年3月16日)

県の取組状況

 はじめに、鉄道関係ですが、奥羽・羽越新幹線については、本県と首都圏・全国との交流を拡大し、本県が将来にわたって持続的に発展していくための重要な社会基盤となるものです。加えて、両新幹線は、国土強靭化や東京一極集中の是正・分散型社会の構築にも大きな役割を果たすことが期待されます。
 また、福島~米沢間トンネル整備については、山形新幹線の安全性・安定性の向上はもとより、奥羽新幹線の早期実現の足掛かりとなる極めて重要なプロジェクトです。
 こうしたことから、本県では、奥羽・羽越新幹線及び福島~米沢間トンネルの早期実現に向けて、県と市町村、経済界等で構成する「山形県奥羽・羽越新幹線整備実現同盟」を核に、各地域の同盟会等とも連携し、全県一丸となって、政府やJR東日本への要望活動及び県民への普及啓発に取り組んでいるところです。
 仙山線や奥羽本線の複線化等についても、多額の事業費を要し、事業採算性が非常に厳しいなどの課題はありますが、両路線の重要性に鑑み、県も参加する「山形県鉄道輸送・整備強化促進期成同盟会」や「仙山線整備促進同盟会」等において、JR東日本に対し継続して、高速化や安定輸送の確保、利便性の向上に向けた働きかけを行っています。
 次に、バス関係ですが、路線バスは高齢者の買い物・通院や高校生の通学といった地域住民の日常生活に不可欠な移動手段であります。また、高速バスは、隣県との間の通勤・通学はもとより、ビジネスや観光等の交流を支える重要な交通機関です。こうしたことから、路線バス・高速バスとも、利用者のニーズを踏まえた、利便性の高いダイヤや便数、ルートの設定が望まれるところです。
 一方で、車社会の定着や人口減少の進展等により利用者が減少するなど、バスをはじめとする地域公共交通を取り巻く環境は厳しさを増しており、地域によっては路線の廃止や減便も見られるところです。
 このため、県では昨年4月、県内の全市町村やバス等の交通事業者等と連携し、「山形県地域公共交通活性化協議会」を立ち上げ、持続可能で利便性の高い地域公共交通の実現に向けた取組みを進めています。
 現在、同協議会では、地域の実情を踏まえ、国庫補助を有効活用したバス路線の見直し等の調整を行っています。
 県としても、鉄道やバスといった公共交通機関は、県民の生活や本県の産業・経済を支える、本県発展に不可欠な社会基盤と考えており、その充実・強化に向けた取組みを鋭意進めてまいります。 (2021年5月13日実施中・実施済) 

( みらい企画創造部 総合交通政策課 )