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更新日:2021年2月17日

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山形県福祉休養ホーム寿海荘の存続について

ご意見

 山形県福祉休養ホーム寿海荘が令和2年度末をもって廃止されると聞きましたが、宿泊料などが安価なこともあり、よく利用していますので、廃止せずに存続させてほしいです。 (2021年1月29日)

県の取組状況

 寿海荘については、ピーク時には年間15,000人を超える方々(利用率:約74%)に御利用いただいていましたが、昨年度の利用者数は6,400人程度(利用率:約34%)にまで落ち込み、設置から40年が経過し施設の老朽化が進んでいることもあり、管理コストが年々増加しています。
 さらに、令和元年6月に発生した山形県沖を震源とする地震では、配管の破損による水漏れや身体障がい者用トイレが使用できなくなる等の大きな被害を受けており、全面的な修繕を行う場合には、さらに多額の費用が必要になります。
 一方、高齢者向けの保養施設を取り巻く状況としても、昭和54年の開館当時と比べ、高齢者の方々の置かれている状況や意識が変化しており、民間施設においてもバリアフリー化が進められており、保養施設を地方公共団体が運営する形態は20年程前から廃止が進んでまいりました。(現在、都道府県レベルで同様の施設を運営しているのは山形県のみとなっています。)
 また、鶴岡市や地元関係団体に対して説明を行う中でも、閉館について理解をいただくとともに、寿海荘の閉館後は、温海温泉旅館組合から地元の温泉旅館施設において団体客等の受け入れに協力したいというお話もいただいています。
 これらのことを総合的に勘案し、令和2年度末をもって閉館することにしました。これまでの皆様の御愛顧に心より感謝申し上げます。
 なお、廃止後の土地・建物の活用方法については、鶴岡市や地元温海地区の関係団体の御意見等を伺いながら検討してまいります。(2021年2月10日 対応困難)

( 健康福祉部 障がい福祉課 )