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更新日:2022年1月7日
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日本では、木の煙が有害だと知らないだけでなく、持続可能な暖房燃料で環境に優しいと勘違いしている人が多くいます。バイオマス燃料として二酸化炭素排出削減や温暖化防止に一役買っているということで、未だ薪ストーブ購入者に助成金を支給する市町村もありますが、最新の研究では総合的に見ると温暖化防止にはならないのではないかという結果も出ています。薪ストーブ購入に助成金を出す市町村が多いことが、薪ストーブが環境に良いと勘違いされる要因ではないかと思います。(2021年11月24日)
森林資源を活かすことは、地球温暖化を防止しながら、持続可能な社会への転換に貢献することにつながります。バイオマスストーブ(薪ストーブやペレットストーブ)の普及もその一つですが、不適切な使用をすると、大気や健康に影響を及ぼしたり、御近所とのトラブルの原因になる場合があります。このため、山形県ではバイオマスストーブの購入に関する御相談をいただいた方に、環境省が作成した「木質バイオマスストーブ環境ガイドブック」などを参考に、適切な使用方法など正しい情報提供に努めています。
また、薪などの木質バイオマスは燃焼により温室効果ガスを排出しますが、樹木が生育する過程で温室効果ガスを吸収していることから、全体として温室効果ガス排出がゼロになるとされています。
県では令和2年8月に「ゼロカーボンやまがた2050」を宣言し、2050年にカーボンニュートラルを達成することを表明しており、達成に向けた方策の一つとして、補助事業の実施等により家庭への薪ストーブ導入支援を行い、再生可能エネルギーの利用拡大を図ってまいります。(2021年12月10日実施中・実施済)