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更新日:2022年1月5日
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庄内地域への新幹線整備について、県として積極的に取組みを推進するべきだと思います。(2021年11月1日)
羽越新幹線は、太平洋側と比べ高速交通網の整備に歴然とした格差のある日本海側に、全国とつながる高速鉄道ネットワークが形成されることで、交流人口の拡大や産業の活性化など地方創生の実現が期待されるとともに、更には国土全体のリダンダンシー機能を確保するという観点から、県ではその整備が不可欠であると考えています。
しかし、羽越新幹線は、奥羽新幹線とともに、昭和48年に全国新幹線鉄道整備法に基づく新幹線路線の基本計画に位置付けられて以降、具体的な進展がなく、整備実現には、政府において同法に基づく次のステップとなる「整備計画策定に向けた調査の指示」「整備計画決定」といった手続きを進めていく必要があります。
そのため、県では、沿線各県と共に「羽越新幹線建設促進同盟会」を組織し、政府やJR東日本に対する働きかけを行うとともに、機運醸成に向けた広報・啓発活動等に連携して取り組んでいるところです。
具体的には、令和3年6月に、羽越・奥羽新幹線の沿線6県(青森県、秋田県、山形県、福島県、新潟県、富山県)で構成する合同プロジェクトチームが、両新幹線の整備効果等に係る調査結果を公表しました。同調査結果では、整備手法の工夫等により、費用便益比(B/C)が「1」を上回る結果が得られるなど、両新幹線の整備妥当性や意義を確認するとともに、全国の新幹線ネットワークを介し首都圏や沿線地域間はもちろん、関西圏など全国各地との交流拡大を通して発展する地域の姿を具体的に示しています。政府に対し、こうしたことも強くアピールしながら、整備実現に向けた効果的な働きかけを行ってまいります。
更には、県、県議会、市町村、経済界などで構成する「山形県奥羽・羽越新幹線整備実現同盟」や庄内地域の「山形県庄内地区羽越新幹線整備実現同盟会」など、県・地域の関係者が一体となって、羽越新幹線の整備実現に向けた政府への要望活動や地域の機運醸成に向けた広報・啓発活動等にも引き続き取り組んでまいります。
今後も、沿線地域の皆様の一層の理解促進・機運醸成や関係県と連携した政府への要望活動等を展開しながら、羽越新幹線の早期実現に向けた取組みを進めてまいります。(2021年12月27日実施中・実施済)