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更新日:2020年12月9日

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新型コロナウイルス感染症対策としての食料供給確保について

ご意見

新型コロナウイルス感染症拡大を受け、食糧供給確保のため、以下の施策に取り組んでほしいです。
(1) 単位面積当たり収量の大きいイモ類やかぼちゃ、根粒菌がついて土が豊かになる豆類、米の二期作、米と麦の二毛作などを検討してください。
(2) 耕作放棄地を全て開墾してください。 (2020年4月24日)

県の取組状況

(1)について
 本県では、適地適作を基本として産地振興に取り組んでいます。御提案いただいた豆類のうち、大豆は全国7位、えだまめは全国2位の栽培面積であり、かぼちゃは全国第10位といずれも全国有数の産地となっています。
 また、芋類の中でも、本県に適応性が高く、芋煮の主役のさといもは、作付拡大や生産量の増加を目標に、流通~販売に至るまで関係機関と県が連携したプロジェクトを立ち上げ、さらなる産地振興に取り組んでいるところです。これらの品目については、いずれも産地拡大に活用できる補助事業をメニュー化して、生産組織に利用いただいています。
 なお、米の二期作や、米と麦の二毛作については、本県の気候では困難と考えられます。

(2)について
 耕作放棄地の発生により、農業生産の減少はもとより、県土の保全や水源涵養等の多面的機能が低下することが懸念されます。
 このため、県では、耕作放棄地を再生する事業制度を創設し、地域における新規就農者や、継続して農業を続ける方々の農地を確保することとしています。
 また、生産条件が不利なことから耕作放棄が発生しやすい中山間地域に対する農業生産活動への支援や、地域の農業者等による農地や農業用水路等の保全活動への支援を行い、耕作放棄地の発生を未然に防止する取組みを行っています。
 これらの取組みにより、県内の農業生産を維持・向上させ、食料の安定供給を図ってまいります。(2020年5月15日 実施中・実施済)

( 農林水産部 園芸農業推進課 農村計画課 )