ホーム > 県政情報 > 情報公開・広報・広聴 > 広聴 > 県民の生の声コーナー > 2020年 > 10月 > 新型コロナウイルス感染下でのシングルマザーへの支援策等について
更新日:2020年12月1日
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山形はシングルマザーなどの方が相談できる窓口が圧倒的に少ないです。立場の弱い女性のために、今一歩、進んだ救済支援をお願いします。
また、子どもの貧困問題も重大な社会問題として掲げられ、都市部ではフードバンクも盛んです。
山形では新型コロナウイルスの流行で新たに始まった支援策はありますか。県や市町村単位で、シングルマザーの貧困対策、子どもの支援をお願いします。 (2020年10月27日)
山形県では、ひとり親家庭からの相談にワンストップで応じる「ひとり親家庭応援センター」を設置し、生活や子育て、経済、就労、住居、養育費など様々な相談を来所や電話、メールでお受けしています。関係機関とも連携しながら必要な支援におつなぎし、法律相談が必要な方には、無料の弁護士相談を実施しています。このほか、ひとり親家庭の相談には、県の4か所の総合支庁と市の子育て担当課の母子父子自立支援員も対応しています。また、ひとり親家庭に限らず、生活に困りごと等を抱えている方の相談窓口として「生活自立支援センター」を県内25か所に設置し、専門のスタッフが相談を受け、解決に向けた支援を行います。
そしてこの度、県ではひとり親家庭への新型コロナウイルス感染症の影響を把握するため、緊急アンケート調査を実施しました。この調査結果を踏まえ、収入が減少した低所得のひとり親家庭に本県独自の応援金を給付するほか、秋・冬の新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行に備え、県産マスクを配布することとしています。
また、民間団体が行う、子ども食堂を拠点とする弁当配布や食材提供の取組み、生活困窮者に食料品を提供するフードバンクの活動に対する助成も行っています。さらに、ひとり親家庭を含む生活困窮世帯に対して県産米60kgを配布するなど、本県独自に様々な支援を行っています。
このほか、本県独自の取組みとして、就職に有利な資格取得を目指すひとり親に対する手厚い支援(修学中の生活、住居、通学費用に対する助成)や、子ども食堂など子どもの居場所の開設・運営を支援するサポートセンター設置など、ひとり親家庭への支援や子どもの貧困対策に力を入れているところです。
御意見を踏まえ、支援を必要とする方への支援に結びつくよう相談窓口の周知や支援策の情報提供に引き続き努めてまいります。
あわせて、性別による無意識の偏見や思い込みの解消など、男女共同参画の推進を図りながら、今後とも支援の充実に努めてまいります。(2020年11月26日 実施中・実施済)